<ベルギーリーグ:オイペン0-4オーステンデ>◇欧州リーグ・プレーオフB組◇12日◇オイペン
FW豊川雄太が所属するオイペンは、ホームでオーステンデに0-4で敗れた。
豊川は1トップでフル出場。相手DFの裏へ抜ける走りをして相手のDFラインを下げ、うまく中盤でスペースを作ったが「うまく中盤が使ってくれればいいんですが、なかなか使わないんです。自分がスペースへ下がると前に誰もいなくなって攻撃が回らなくなってしまう」と空回りに終わった。
後半39分には20メートルの距離から相手の意表を突く強烈なミドルシュートを放った。「手応えがあった。入ったと思った」と振り返ったが、惜しくもクロスバーを越え3戦連発弾はならなかった。この試合ではセットプレーも担当。FWラスペンティノが「俺に蹴らせろ」と言ってくるまで、左右のコーナーキック(4本)とフリーキック(2本)のキッカーを務め、質の高いボールをゴール前へ供給し続けていた。
残りは1試合となったが「いい感じで終わることが出来ればと思ってます。この半年ですごくいい経験が出来ているので、来シーズンに繋がる試合をしたい」と意気込んだ。
鹿島アントラーズから2年間J2ファジアーノ岡山に期限付き移籍し、今年1月からオイペンに移籍。半年間で6ゴールを決めた。「本当に楽しいシーズンになりましたよね。もっともっと点も取りたい。2桁ゴールを狙ってました。今日2点、最終戦で2点取るつもりだったんです。2桁ゴールは難しくなりましたが、6点はまあまあ。チームを残留させたことが一番デカイです」。
「まだ11試合しか出てませんしね。それで6点は自分の実力からしたら出来てる方だと思います。最初は全然ゴールが取れないと思ってましたから。でも、やってみたら意外と点が取れました。それは自分の力だけでなく、チームメートのおかげでもあります」と、1トップをやるようになって手応えを感じるようになったという。「相手DFとバチバチ激しく当たってますけれど楽しいです。そこで簡単にマーカーを抑えられるようになれば、世界で戦えるプレーヤーになるのかなと思います」。
ワールドカップ(W杯)については「もちろん狙ってますけれど、そのためだけにサッカーをやってるわけではない。ロシアへの確率はゼロに近いですけれど、ベルギーで結果を残し続けることがロシア、カタールへとつながっていくと思うので、僕はこっちで結果を残し続けることだけ」と先を見据えた。
オイペン豊川、1トップに手応え「意外と点取れた」
【#豊川雄太】#ベルギーリーグ#オイペン 所属のFW豊川が、9日の #アントワープ 戦で後半35分に2試合連続となるゴールを決めたが、オイペンは1-2で破れた。— Evolvingdata (@evolvingdata) 2018年5月10日
この試合豊川はフル出場。 pic.twitter.com/bX20bBBNHd