日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月22日水曜日

◆【鹿島】昨季王者に完勝も、今季初めてポゼッション率で下回る。ザーゴ監督の評価は?(サッカーダイジェスト)






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「それは僕からの指示で、選手たちが実行してくれた」


 ようやく手にした勝点3だった。

 公式戦6連敗、得点は相手のオウンゴールによる1点のみ。まさかの不振に陥って鹿島は、有観客試合となったホームでの5節・横浜戦で、長いトンネルを抜け出してみせた。

 4分、エヴェラウドのクロスを受けた上田綺世が右足で豪快に叩き込む。さらに58分に再び上田、67分にエヴェラウド、82分に白崎凌兵がネットを揺らす。いずれもオウンゴールではなく、自分たちの力で奪った“正真正銘”のゴールだ。2失点はしたものの、チャンスを確実にモノにして、4-2のスコアで昨季王者をねじ伏せた。

 待望の今季初勝利となったこのゲームでは、もうひとつの“初”があった。

 就任1年目のザーゴ監督の下、今季は自分たちでボールを握ってアクションを起こすサッカーにトライ。その成果は、白星から遠ざかっていた時期でも着実に数字として表われていた。広島との開幕戦、再開初戦となった川崎戦、続く札幌戦、浦和戦といずれもポゼッション率では上回る内容だったが、今回の横浜戦では初めてその数値が下回った。

 この結果を指揮官はどう捉えているのか。

「当然、相手がいてのサッカーだと思います。今回の試合(横浜戦)に関しては、相手を分析し、相手が与えてくれた条件の中で、つなぐよりも縦への意識が非常に重要でした。それは僕からの指示であり、そういう狙いの下で準備をしてきて、選手たちがそれを実行してくれました」

 チームの基本コンセプトは「ボールを保持する」ことだ。ただし、対戦相手によっては「違う色も出せる」とザーゴ監督は強調する。そうした柔軟性を示した今季初勝利でもあった。

 次節の湘南戦に向けては、次のようにイメージする。

「相手が引いて守る、そうすると自分たちは慌てずに、相手を揺さぶって、パスを入れるタイミングやスペースを探さなければならないし、焦れずにボールを保持、握ることをしなければならない。もしかしたらボール保持率は高くなるかもしれません」

 いずれにせよ、横浜戦の勝利でチームも息を吹き返したはず。良い流れを作れるよう連勝を飾りたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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