日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年4月17日日曜日
◆熊本出身の鹿島DF植田が完封演出!故郷思い涙(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1632893.html
<明治安田生命J1:湘南0-3鹿島>◇第1ステージ第7節◇16日◇BMWス
鹿島のU-23(23歳以下)日本代表DF植田直通(21)が、故郷に完封の白星を届けた。
熊本県宇土市出身。左腕に喪章を巻き、キックオフ前に黙とうした湘南戦にフル出場し、3-0の勝利と2位キープに貢献した。
試合後のインタビューでは「特別な思いがあった試合だと思いますが」と聞かれ、目頭を押さえて泣いた。「プレーで勇気づける? 僕には、それしかできない。頑張ります」と声を絞り出した。
実家の家族や友人は無事だったが、この日午前1時すぎには震度6強の「本震」が起き、起床後にまた家族の安否確認などに追われた。試合前も「ずっとニュースを見ていました。故郷があんなことになって信じられない」。インタビューで涙を流したことについて聞かれると「(こらえるのは)無理でしたね。育ったところが、あんな風になって。衝撃を受けて、今すぐにでも行きたいと思った。鹿島側にも湘南側にも激励の横断幕があってグッときた」と思いを打ち明けた。
その中で試合に集中し「絶対に勝ってやろうと思っていた」。クラブでは、まず第1ステージ優勝が最初の目標で、U-23代表では、組み合わせが決まったばかりのリオデジャネイロ五輪が控える。「できることがあれば何でもやりたいですけど、自分にはサッカーしかない。少しでも、見て元気になってもらえると信じて、鹿島でも五輪でも結果を出す。そうすれば熊本も日本も元気になると思いたい」と神妙に話した。
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