日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2017年5月14日日曜日

◆【鹿島 vs 神戸】 ウォーミングアップコラム:U20代表落選をバネに・町田浩樹(J's GOAL)




公式戦4連勝とようやくエンジンが掛かり始めた鹿島は、前節浦和との直接対決を制して首位に立った。ここから首位固めに入りたいところだが、試合前日練習に植田直通の姿がない。代わりに町田浩樹(写真)がそのポジションに入っていた。

5月2日に発表されたU20日本代表のなかに町田浩樹の名前はなかった。この年代ではレギュラーCBとしてプレーしていた時期もあったが、プロ入りと同時に出場機会を得た選手たちに追い抜かれ、U20W杯への出場を逃してしまう。このオフには鹿島ユースから同期として汗を流してきた垣田裕暉が金沢、平戸太貴が町田に期限付き移籍。CBには昌子源、植田直通という日本代表が揃う鹿島から外のクラブに出ることを町田も考えなくはなかったが、敢えて鹿島で勝負することを選択して今季の公式戦出場はゼロ。その選択が裏目に出てしまった感も否めなかった。

しかし、ブエノが左膝を痛めている時期に、植田直通にもアクシデントが起きるのだからわからない。
「U20に選ばれてたら巡ってこなかったチャンス。何かの縁だと思うのでものにしたい」
町田はそう言って勝利のために全力を尽くすことを誓っていた。
身長190cmで左利き。足下の技術は高く、スパーンと鋭い楔を縦に付けられるとあれば、世界と互角に戦える逸材として熱い期待を寄せられてきた。「最近、U20の報道や注目度があがってきている。悔しい反面、チームでやってやろうという気持ちが強い」と町田。これまでJリーグ杯での出場は2試合経験しているが、リーグ戦での起用となれば初出場初先発となる。

出場は植田の状態次第となりそうだが、石井正忠監督は「CBとしての守備のパフォーマンス、コーチングもよくなってきている」と信頼を寄せている。大型CBのリーグ戦デビューがあるかもしれない。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第11節
5月14日(日)14:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ヴィッセル神戸

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00031198/

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事