風青し初夏の空とはほど遠く、カシマスタジアムには寒の戻りの冷たい風が吹きすさんだ。
防寒着を着込んだファンが声援を送る中、J1鹿島は9日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、本拠地での上海上港(中国)戦の第1戦に3-1で先勝した。
この日の主役はFW鈴木優磨(22)。先制点を挙げ、3得点目にも絡んで勝利に貢献。昨年3月に日本代表のバヒド・ハリルホジッチ前監督(65)から「若くて興味深い」と評価されたが、自ら「鹿島でスタメンを取らないと代表はない」と謙虚だった。しかし、時は満ちた。今季は鹿島の“特攻隊長”としてチームを引っ張る。
大舞台でも物おじせず、準優勝した2016年のクラブW杯でも活躍。“シンデレラボーイ”になる資質は十分ある。西野朗監督(63)、 どうですか、代表に。期待に応えますよっ!! (サッカー担当・一色伸裕)
西野ジャパンのシンデレラボーイは鹿島・鈴木で決まり!