サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表が31日に発表され、野辺地町出身の柴崎岳選手(26)が選ばれた。県内出身の選手が選出されるのは初めて。野辺地町の中央公民館では代表入りを祝う記念セレモニーが開かれ、集まった同級生や地元小学生らがロシア大会での活躍を祈った。【北山夏帆】
柴崎選手は小学2年の時に野辺地サッカースポーツ少年団でサッカーを始めた。中学からは親元を離れて青森市の青森山田中・高でプレーし、Jリーグ・鹿島アントラーズに入団。現在はスペイン1部リーグ・ヘタフェで活躍している。
この日のセレモニーでは代表発表の記者会見が生中継され、柴崎選手の名前が挙がると大歓声があがった。高校3年まで共にプレーした同級生の横浜充俊さん(25)も駆けつけ、中谷純逸町長とともにくす玉を割った。横浜さんは「誰よりも朝早く起きて練習する努力の天才。世界に名を残してほしい」と声援を送った。
また、地元サッカー少年団の子どもたちが日の丸に応援のメッセージを書き込むなどした。野辺地サッカークラブの古林日向さん(11)は「小4の時に柴崎選手に会ったけれど、ドリブルが上手でかっこよかった。W杯でもシュートを決めてほしい」と話した。寄せ書きは柴崎選手に届けられる予定という。
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W杯代表・柴崎選手に期待 地元、野辺地で式典/青森