日本代表は12日にパラグアイ代表と対戦し、最終スコア4-2で勝利した。先発出場した柴崎岳が、チームとして結果が出せたことに安堵している。
「何より結果が大事だったと思うし、これからしっかり引き締めていかないといけない。この試合は自信にできるんじゃないかなと思います」
中盤から頻繁に縦パスを入れて、リズムを作っていた。「多少無理矢理でも」前を向いてほしい選手には強引にメッセージを乗せたパスを送る。そうすることでコンビネーションでの突破を期待していたのだ。
「空いている選手がいれば、前向ける状態の選手がいれば入れるべきかなと思います。今まで自分が出た時に『こうしよう』とか『ああしよう』ってイメージはしていたし、なるべく早いタイミングでの展開とか、相手が寄せきる前にリズムを作ろうと考えていました。そこはうまくできたはずです」
「リスクと隣り合わせって部分はありますけど、そこを通せるのと通せないのとでは展開が大きく変わって来るので。あとは、トップ下が(香川)真司さんだったので、そういったパスは意識して預けていこうって思いました。反転が得意な選手ですし、そんな感じのボールを入れれば、多くのアイディアを持っている選手なので。すごくやりやすかったですね」
攻撃のリズムを生み出すだけでなく、惜しいFKを放つなど、今日の柴崎は出色の出来だった。しかし、昨年12月以来の勝利にも浮かれることなく、9日に行われるコロンビア戦に向けて照準を合わせた。
「結果が出たことは大きな収穫だったと思いますし、負けたり引き分けて(大会に)入るよりかは、僕自身いいかなと思っている。最近点が取れていなかったので、そこが取れたってことが大きいと思いますが、失点の部分もしっかりと見つめていかなくてはいけない」
「セットプレーから点を多く取られています。そこはチームとして修正していく必要があるかなと。出来る対策としてはあまりファールを与えないっていうことと、与えてしまったとしても、セットプレーの守備の精度を上げていくことは、初戦にかけて修正しないといけないです」
「結果が何より大事だった」…柴崎岳、勝つために「多少無理矢理にでも」