日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年3月2日土曜日

◆鹿島・内田“弱みを見せる”ブーイングに立ち向かう「そこは隠してでも次に」(デイリー)






◆◆サッカー批評 ISSUE72(2015) / 双葉社


 「明治安田生命J1、川崎1-1鹿島」(1日、等々力陸上競技場)

 今季、鹿島の主将を務めるDF内田篤人が、試合後に一部のサポーターからの厳しい声に対して、向かっていく場面があった。そこには、選手・チームとサポーターが築くべきと考える関係性への思いがあった。

 鹿島は開幕戦で大分に敗れ、この試合は引き分けに持ち込んだものの1分け1敗と未勝利。ただ、MF中村、MF家長、FWレアンドロダミアン、FW小林、MF大島、MF守田とタレントが揃う川崎に試合を支配された中で、失点を中村の直接FKのみにとどめて、勝ち点1をもぎ取ったという評価もできる試合だった。

 内田は試合後の取材エリアで、「(大分に敗れた)前節のブーイングだったり、厳しい声っていうのは受け入れます。ホームだし」とした上で、「今日の戦い方に対して、ああだこうだ言われるのは、キャプテンマーク巻いてますけど、ちょっと納得できなかったです」と思いを語った。

 大前提として「平日に応援しにきてくれているJリーグ、しっかり来てくれて本当にありがたい」というサポーターへの感謝があった上で、「アウェーのサポーターが見ている中で、自分たちのサポーターにブーイングされるのは、『鹿島、うまくいってないんだな』と思われてもしょうがない。そこは隠してでも次に向かわないといけない。それは選手だけでなくサポーターも」と提言した。

 さらに、「そういう1個、レベルが高い話。そういう関係性っていうものを築きたいな」と求めた。サポーターに対して意思表示をしたのは「みんなを守んなきゃいけないんで。僕は。チーム自体も選手も」と説明した。


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