日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年6月12日日曜日

◆鹿島、大一番制す…浦和退け、首位追走(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160612/k00/00m/050/064000c



 ○鹿島2−0浦和●(11日)

 後半7分、ようやくその時が訪れた。ミスパスをカイオが自陣で拾って一気にカウンター。右サイドに流れた柴崎のクロスを絶妙のタイミングで遠いサイドに走り込んだ金崎が押し込む。まさに流れるような攻撃で均衡を破った鹿島が、勢いそのままに浦和との大一番を制した。

 上位対決は第1ステージ優勝のために落とせない試合だった。浦和は消化試合が2試合少ないため「俺らは負けたら終わり」と昌子。決勝戦と位置づけ、2週間かけて攻守で対策を練っていた。

 変則的な3バックで攻め上がる相手のスペースを突いた攻撃が有効だった。圧力をかけてくる浦和の攻撃を粘り強い守備で体を張ってしのぎ、カウンターを仕掛ける。5万人を超える観衆。浦和の大応援団の歓声の中、高い位置からの連動したプレスと引いて守るブロックを使い分けた。浦和の遠藤は「相手は割り切って守るところは守り、チャンスを狙った。結果だけみればゲーム運びの巧みさにやられた」。

 浦和戦は2010年3月を最後にリーグ戦は11戦未勝利の鬼門だったがアウェーで会心の白星をもぎ取り、第1ステージ終盤で4連勝。柴崎は「きょうのような気持ちの入った試合をしていきたい」。残り2試合、暫定首位の川崎をぴたりと追走する。【大島祥平】

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事