日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年8月15日月曜日

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第8節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51809

明治安田J1 2nd 第8節

赤崎、鈴木のゴール!鹿島、連敗脱出!

赤崎、そして鈴木のゴールで鹿島が福岡を2-1と撃破した。キックオフ時間の午後7時を過ぎても気温が31℃を超える暑さの中、選手たちは最後まで走りきり、公式戦での連敗を4、そしてリーグ戦での連敗を3でストップした。



序盤、ホームで勝ち点が欲しい福岡の圧力もあり、ボールをキープしながら攻めどころを欠いた鹿島だったが、20分過ぎから前線の金崎、赤崎、鈴木、土居が連動性を見せ、チャンスを作り出す。23分、鈴木がエリア内で粘り、赤崎へラストパス。赤崎はここから強烈なシュートを放つが、これは土居の背中に当たりゴールには至らなかった。











しかし27分、その赤崎が魅せた。カウンターから金崎の絶妙なスルーパスに呼応し、抜け出した赤崎は相手GKの飛び出しを冷静に見極め、見事なループシュート。これが福岡ゴールに吸い込まれ、鹿島は待望の先制点を得た。













後半に入ると、同点にしたい福岡が攻めに出てくる。しかし今日でJ1通算100試合出場を達成した昌子が、見事なカバーリングとアグレッシブな守備で幾度となくピンチをしのいだ。









80分、CKから福岡に速いカウンターを食らうも、ここも昌子が必死に戻り、止める。そしてそこから逆襲のカウンターに入り、最後は鈴木が相手GKをかわし、追加点を決めた。









J1初の給水タイムは前後半に設けられた暑さの中でも無失点で終わろうと、最後まで走り切った選手たちだったが、アディショナルタイムに相手FKから交代出場でピッチに立った垣田が痛恨のオウンゴール(註:後に福岡・駒野選手のゴールに訂正)。それでも最後まで慌てることなく耐えて、2-1と公式戦6試合ぶりとなる勝利を収めた。

確かに無失点で終わることもなく、相手を圧倒するような戦いぶりではなかった。しかし選手たちは最後まで一体感を失わず、勝ち点3のために戦いきった。そして試合終了後も笑顔なく、次を見据えていた。この気持ちが保ちながら、次節のホーム湘南戦を迎える。



【この試合のトピックス】
・この勝利で、J1通算499勝。
・昌子が、J1通算100試合出場を達成。
・公式戦連敗を4で、リーグ戦連敗を3でストップ。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・自陣エリア周辺でのプレーは確実かつ明確に!
・両サイドを起点にして、相手を横に引っ張りながら組み立てよう。
・守備のところは、お互いにしっかり声を掛け合って集中力を高めよう。

アビスパ福岡:井原 正巳
・慌てずに自信を持ってプレーしよう。
・お互いをもっと顔を出してやろう。
・積極的に勝負しよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
この福岡の地までたくさんのサポーターの方が応援に来てくださり、またTVの前でも多くの方が応援してくれていたと思いますが、そのファン・サポーターの方たちへ久しぶりに勝利を届けることができて良かったです。

前半、FWのコンビネーションから裏を突き、そこからのいいスルーパスが出て2人のFWで先制点が取れた。これが今日のポイントだったと思う。先ずは失点しないで先制することが勝利のカギであると考えていた。このため、先制点は大きかった。後半はシンプルにつないで攻撃する、または長いボールを入れてセカンドボールを拾う形が多くなると考えていたので、自分たちが攻めている時からのカウンターもあると考えた。それには上手く対応できたと思う。優磨が冷静に追加点を決めた後、オウンゴールで失点してしまった。細かいことだが壁の位置やポジショニングを修正しないといけない。全体的には守備が安定したことは評価できると思うし、攻撃面では中央だけではなくサイドを使ったり、色々なコンビネーションで迫力を持って攻める形をこれからもっとやっていければと思う。

Q 1stステージの福岡と2ndステージの福岡の違いは?

A メンバーにもよると思うが、1stステージではウェリントン選手がいたので長いボールが多かった。それよりも今日はしっかりとつなぐ形が多くなっていると分析していたので、そこは対応できたと思う。後はDFラインの背後への動き出しがはやくなっているので、その辺りには注意していた。しっかりしたビルドアップの精度と裏への抜け出しのスピードは上がっていたと思う。

アビスパ福岡:井原 正巳
夏休みのナイトゲームで多くのサポーターの方が駆けつけてくれて、我々に大きな声援を送ってくれたが、情けない試合をしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

内容的なところでは、1stステージ優勝の鹿島相手に我々は戦う姿勢を示さなければならなかったが、試合を通して我々の時間帯を作らせてもらえなかった。率直にいえば、完敗だと思う。もっと気持ちのところを含めてアグレッシブに、鹿島相手に勝ちに行くという姿勢を見せなければいけなかった。自分がそういう準備をもっとしていればと反省している。今日に関しては、鹿島が一枚上手だった。ただ、最後に10人になったものの1点を取り返し、もう1点取りに行くという姿勢をチーム全員が見せてくれたことは次につながる。残り9試合、全く諦めていない。厳しい状況であることは間違いないが、最後の最後まで残留へ向けてもう一度チームが1つになり戦って、その可能性がある限り、チームをオーガナイズしていきたい。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
勝ったことはうれしい。暑かったが、あまり疲れなかった。最後の5分くらいだけ疲れた。今日は積極的にチャレンジしていこうと話していた。チャレンジして失敗するのは良くないけど、チャレンジしないで失敗するのはもっと良くないと満男さんも言っていた。秀平君も良く決めてくれた。自分のプレーは消極的に見られたかもしれないけど、しっかり守備から入って、やられないようにしていた。前の選手がやりやすいようにミスを恐れずにプレーした。最後はセットプレーでやられたけど、それ以外ミスらしいミスはなかった。給水タイムは悪いところを修正する話ができていたので、マイナスな事ばかりではない。

【昌子 源】
もったいない失点だった。色々なミスがつながった。自分もあのようなトラップミスをしてしまい、申し訳ない。それ以外は個人的にもいいプレーは出来ていたと思う。金森選手への対応も勘だったが、良かった。大伍君、脩斗君との距離感も良かったと思う。

【西 大伍】
勝っていくしかない。苦しみながらも素晴らしい環境で好きなサッカーを出来る。この幸せを感じながら、これからもみんながそう感じてやっていければいいと思う。

【鈴木 優磨】
最後の失点はいらなかった。(追加点は)相手のミスからだったので決めるだけだった。GKが倒れるのは見えていた。前半、前に入りすぎて窮屈になっていたが、後半は修正してサイドに開いた。負けているときは勝ったらうれしいけど、勝ったら更に良くしたいと欲が出る。これからもいいゲームが出来るように、気を緩めずに次のゲームに挑みたい。

【赤崎 秀平】
いいコンビネーションが練習で出来ていたので、自信を持って試合に入れた。チャンスは多くあったので、しっかり決めなくてはいけない。それを決めていれば、いい展開で試合を終える事ができる。(シュートシーンは)相手のGKがくいついてきたので、いい形で打てたと思う。夢生くんがタメを作って、タイミングを合わせてくれた。今の状態で満足する選手はいない。自分の使われ方は90分の中で戦うというより、交代のファーストチョイスになっているので、その中で結果を出すことを考えている。チームを勝たせられるように結果を出していく。

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