日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月12日土曜日

◇【セルジオ越後】関根を手放したレッズにタイトル獲得のビジョンはあるのか


2部でモタモタしていたら、実力がさび付くかもしれない。


 レッズの関根が海外移籍することになった。新天地はブンデスリーガ2部のインゴルシュタットだけど、長谷部や原口を含め、レッズからはよくドイツに行くよね。

 サッカーのレベル的には、ドイツの2部はJリーグとそこまで大きく変わらないと思うけど、海外移籍を経験している仲間から話を聞いて、関根自身も刺激を受けて、自分もチャレンジしたくなったのかもしれないね。

 いずれにしても、インゴルシュタットでポジションを取って、アピールして、もっと上のクラブにステップアップすることが何よりも大事だ。ある意味、本当の勝負はそこから。日本では相変わらず、今回の移籍を取り上げるメディアが多いように感じるけど、まだそこまで価値のあるニュース性はないよ。

 関根は今、22歳。若いと言えば若いし、これから日本代表にも選ばれるかもしれない。選手としてどこまで伸びていくのか分からないけど、今後のキャリアが充実したものになるような移籍になればいいね。

 仮に、インゴルシュタットで思うように出場機会を得られず、いたずらに時間が過ぎるようであれば、すぐ日本に帰ってきたほうがいい。トップリーグにいるならまだしも、2部でいつまでもモタモタしていたら、実力がさび付いてしまう可能性があるからね。

 もっとも、ドイツに限らず、ヨーロッパの2部リーグなら、大概の日本人選手は出番を掴めていると思う。1部になるとまた少し事情が異なるけど、今の関根なら、インゴルシュタットでそれなりにチャンスを与えられるんじゃないかな。

 一方で、僕が気になるのは、関根を手放したレッズのほうだ。シーズン中に大事な主力がいなくなってしまったわけだけど、ラファエル・シルバを除けば目立った補強がなかった今季、チームは今、どういう状況に陥ってしまっているのか。

 たしかに、矢島や長澤、オナイウら将来性あるタレントをチームに加えたけど、戦力になっているとは言えないよね。

 レッズは日本の名門クラブと言ってもいい。厳しいことを言うようだけど、J2で結果を出しても、J1でポジションを取れないような選手は、“ビッグクラブ”には相応しくないと僕は思っている。

名門のチーム強化策としては、まだまだ物足りない。


 主力を放出して、試合に絡めない選手を保持して、外国籍枠も余っている。かたや、積極的な補強に着手したアントラーズは、ACLこそ負けたけど、リーグでは今季も盤石の強さを誇っているよね。
 
 現状維持のレッズは、リーグでは中位に甘んじているなかで、関根もドイツに送り出した。ウイングバックに限れば、駒井や宇賀神、菊池らがいるからそこまで不安はないだろうけど、それにしても、タイトルを獲るためにどういうビジョンでキャスティングしているのか、ちょっと分からないよね。
 
 ブラジル人DFを新たに補強したとはいえ、名門クラブのチーム強化策としては、まだまだ物足りないように感じる。監督交代が良いきっかけになればいいけど、関根のドイツでの奮闘とともに、レッズの今後の戦いにも注目したいね。


【セルジオ越後】関根を手放したレッズにタイトル獲得のビジョンはあるのか

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