日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月1日日曜日

◆【鹿島】完封負け、5連勝でストップ…大岩政権21戦目で初ノーゴール(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第28節 鳥栖1―0鹿島(30日・ベストアメニティスタジアム)

 首位の鹿島は鳥栖に0―1で敗れた。大岩剛監督(45)就任後、公式戦21試合目で初めて無得点に終わり、連勝は5で止まった。3位の柏は甲府に0―1で敗れ、10試合ぶりの黒星で鹿島に“お付き合い”。2位の川崎はC大阪に5―1で大勝。日本代表に初選出されたDF車屋紳太郎(25)と同郷・熊本県出身で幼なじみのDF谷口彰悟(26)が先制点を決め、鹿島に勝ち点5差と再接近した。

 首位の鹿島が足踏みした。試合前にはアウェーのピッチに水がまかれたが、気温26度と風の影響でキックオフ後は乾いてボールが走らない。芝も荒れ、首位独走を築いた流動的な攻守の動きがミスで止まった。複数の決定機を相手のシュートミスで助けられる展開で迎えた後半35分、ゴール前でフリーにさせた鳥栖MF福田に決勝点を献上。大岩監督は「失点後も反撃できず、悔しい敗戦」と唇をかんだ。

 前節のG大阪戦(23日・カシマ)は終了間際の劇的ゴールで勝利した。残り7試合で2位・川崎との勝ち点差は8に開いた。それでも試合後のロッカールームでは、複数の選手から「次勝たないと意味がない」「何も手にしていない」という声が飛んだ。慢心や油断に細心の注意を払い鳥栖戦の準備を進めてきたが、日本代表DF昌子は「鳥栖さんの勢いにのまれた。(攻守の)全てが受け身だった」と悔やんだ。

 主力として初めて優勝争いを経験するMF三竿健は「ボールが走らないピッチで自分の中でうまくいかず、何か変だなと消極的になった。気にしない気の強さが必要」と猛省した。大岩監督就任後、公式戦21試合目にして初の無得点で連勝も5でストップ。次節の広島戦(14日・カシマ)はエースFW金崎も警告累積で出場停止となる。「引きずったらのみ込まれる」と昌子。連覇へ乗り越えなければいけない壁は、まだまだ残されている。(内田 知宏)


【鹿島】完封負け、5連勝でストップ…大岩政権21戦目で初ノーゴール

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