日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月1日日曜日

◆湘南4カ月ぶり復帰の菊地が復活弾快勝もジネイ担架(ニッカン)




<明治安田生命J2:湘南4-2金沢>◇第35節◇30日◇BMWス

 湘南ベルマーレが、故障から4カ月ぶりに復帰したMF菊地俊介(25)の復活弾などで、ツエーゲン金沢に大勝した。

 右太ももの故障で長期離脱を強いられた菊地は、0-1で敗れた5月27日のモンテディオ山形戦以来、4カ月ぶりに復帰し、先発に名を連ねた。2列目右に入ると、前線でボールを受け、キープし、パスを供給し攻撃の起点となった。

 そして2点をリードした後半9分、右CKのこぼれ球に鋭く寄せると、左足でゴールに流し込んだ。5月3日にBMWスタジアムで行われ、1-0で勝ったレノファ山口戦の決勝弾以来、24試合ぶりの今季6点目のゴールに、菊地は両手を広げ、万歳して喜んだ。

 試合は湘南が開始早々、流れるようなパス回しで金沢陣内を切り裂いた。前半1分、FW山田直輝(27)がキックオフしたボールを、右サイドで受けたMF藤田征也(30)が中央にパスを折り返すと、走り込んだ山田が右足ダイレクトでシュート。やや当たり損ねのように見えたボールは、そのままゴール左に吸い込まれた。山田がガッツポーズでピッチをダッシュすると、FWジネイ(33)が抱きつき、歓喜の輪が出来た。

 同32分には左サイドのMF石川俊輝からのパスを受けた菊地が出したパスを、山田が受け、ゴール前に送ったラストパスを、MF秋野央樹(22)が左足で決めた。

 湘南は、菊地のゴールで3点をリードした後半21分、一瞬のスキを突かれて金沢に左サイドを突破されると、最後はMF中美慶哉(26)のゴールを許し1点を返されたが、同24分に左FKをDFアンドレ・バイア(33)が頭で押し込み4-1。菊地は後半37分、交代でピッチを後にした。

 湘南は勝ち点を74に伸ばし、首位をキープした。菊地の復帰即ゴールは、1年でのJ1復帰と14年以来3季ぶりのJ2優勝に向かうチームの、大きな後押しとなりそうだ。一方で今季チームトップの11得点を決めているジネイが前半18分、左太もも裏を押さえて倒れ、担架で運び出されたのは不安材料だ。また後半ロスタイム4分に失点するなど、スキが生まれた守備は課題を残した。


湘南4カ月ぶり復帰の菊地が復活弾快勝もジネイ担架

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