日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年5月12日土曜日

◆【山本昌邦チェック】鹿島はダブルボランチの三竿健と永木が中盤主導権握らせず(報知)





 ◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽決勝トーナメント1回戦第1戦 鹿島3―1上海上港(9日・カシマスタジアム)

 日本勢で唯一、決勝トーナメント(T)に進んだ鹿島が上海上港(中国)を3―1で下し、8強入りへ前進した。FW鈴木優磨(22)の得点などで3点を奪い、DF昌子源(25)ら日本代表候補の守備陣が、元ブラジル代表MFオスカル(26)らを擁する相手攻撃陣を1点に抑えた。過去5度阻まれた決勝T初戦の壁を突破するべく、16日に上海で行われる第2戦に臨む。

 難しい試合はセットプレーが重要になる。鹿島は効果的にセットプレーで2点を取った。このレベルまで来ると、互いの研究も進み、思うように崩せない。そうした中、いい時間帯にセットプレーで点を奪って、2点差勝利は好スタートだ。

 三竿健と永木のダブルボランチの力強さが目立った。MFオスカル、FWエウケソンらタレントぞろいの上海上港に、前線で仕事をさせず、ボールをもらいたい司令塔のオスカルは後ろに下がって受けるしかなかった。必然的にオスカルとエウケソンの距離感は遠くなり、ストライカーが孤立する状況に。中盤での主導権を握らせず、相手の攻撃は単調になった。

 12日にリーグ戦のある相手と異なり、鹿島は週末のリーグ戦がなく、第2戦(16日)まで約1週間空く。ACLに集中できる状況だ。敵地で1点先に取れれば、相手は慌てる。唯一Jで残っているチーム。Jの思いを背負って戦ってほしい。

(スポーツ報知評論家)


【山本昌邦チェック】鹿島はダブルボランチの三竿健と永木が中盤主導権握らせず



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