日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月7日日曜日

◆鹿島がJ1初500勝!安部はバルサ移籍明言避けるもスタンドからは「ヒロキ」コール(サンスポ)






 明治安田J1第18節第1日(6日、カシマスタジアムほか)鹿島が磐田を2-0で下し、J1初の通算500勝に到達した。勝ち点は31。背番号10の日本代表MF安部裕葵(ひろき、20)はスペイン1部リーグの強豪バルセロナへの移籍が秒読みだが、主力流出の影響を感じさせなかった。前節終了後に監督交代した最下位の磐田は3連敗。浦和はFW興梠慎三(32)がチームの最多得点記録を更新し、仙台を1-0で退けた。FC東京-G大阪など4試合は7日に行われる。

 常勝軍団がまた一つ、金字塔を打ち立てた。鹿島がJ1初の通算500勝を達成。1万7442人のサポーターの歓声を受け、大岩監督も誇らしげだ。

 「歴史と伝統のクラブ。その積み重ねが500という数字になった」

 前半29分、DF小池の速い左FKがオウンゴールを誘発した。さらに11分後、左を攻め上がった小池がタッチライン際から思い切り蹴ったボールがGKの頭を越えてネットを揺らす。「正直、クロスを上げたんですが」。2点に絡んだ22歳は思わぬプロ初ゴールに照れ笑いだ。

 今夏のバルセロナ移籍が濃厚なMF安部は2-0の後半29分に途中出場した。ゴールこそなかったが、攻守でチームに貢献。移籍について問われると「まだ決まってません。形になったら改めて」。明言を避けたが、試合後にはピッチに1人残り、スタンドから別れを惜しむようなヒロキ(裕葵)コールが巻き起こった。

 柴崎、植田、昌子と近年は日本代表級の主力が欧州へ巣立ったが、一つのポジションに地力のある選手を複数そろえ、力を落とさずに白星を積み上げる。今季シントトロイデン(ベルギー)から期限付きで加入した小池もクラブの狙いを体現した。安部や、海外からオファーを受けたDF安西が流出しても、誰かが穴を埋めるだろう。

 磐田と鹿島は1990年代終盤から2000年初頭に、「2強時代」と言われたライバル同士。その磐田を破っての偉業達成。節目の白星で、脈々と受け継がれる勝負強さを存分に示した。 (宇賀神隆)


◆鹿島がJ1初500勝!安部はバルサ移籍明言避けるもスタンドからは「ヒロキ」コール(サンスポ)





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