日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月7日日曜日

◆正真正銘プロ初ゴールはミスキック?鹿島DF小池裕太「正直、狙ってはない」(ゲキサカ)






[7.6 J1第18節 鹿島2-0磐田 カシマ]

 今度こそ正真正銘のプロ初ゴールだ。鹿島アントラーズは1-0で迎えた前半40分、DF小池裕太がMF白崎凌兵とワンツーの形で左サイドを駆け上がると、DF小川大貴と競りながら左足でクロス。これがゴール方向に飛び、山なりのボールがGKカミンスキーの頭上を越えて逆サイドのサイドネットに吸い込まれた。

「正直、狙ってはない。クロスを上げたらたまたまああいう弾道になって入った」。そう率直に明かした小池は「セルジーニョが走っているのが見えて、グラウンダーのボールで合わせようとした」のだという。実際の軌道はまったく異なるものだったが、前節の“不運”を思えば、それも帳消しとなったかもしれない。

 プロ初先発となった前節の広島戦(△2-2)。セットプレーのセカンドボールを拾った小池は豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らしたが、ゴール前でDF町田浩樹に当たって軌道が変わっていたとして試合後に町田の得点に訂正され、幻のプロ初ゴールに終わっていた。

 この日は狙ったシュートではなかったとはいえ、正真正銘のプロ初ゴール。前半29分の先制点も小池の左FKが相手のオウンゴールを誘った形だった。「練習から早いボールを入れるように言われていた。ピッチもスリッピーだったし、早いボールを意識した」。セットプレーのキッカーも任された22歳の左サイドバックが全2得点を演出した。

 それでも「得点以外のところでは迷惑をかけてばかりだった」と自分自身のパフォーマンスにはまったく満足していない。「(守備で)人に行けてなかったし、インターセプトとかももっと増やしていきたい。攻撃で自分の特長をもっともっと出していければ」。流通経済大4年時の昨夏にシントトロイデンへ加入するも出場機会を得られないまま、今年3月、期限付き移籍で鹿島に加入した。途中出場でJ1デビューした6月14日のC大阪戦からこの日が3試合目の出場。本領発揮はこれからだ。

(取材・文 西山紘平)


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