■鹿島アントラーズ
【プラス材料】
アウェイで行われた前節のヴィッセル神戸戦は2得点で快勝。MF三竿健斗、FW鈴木優磨とチームの大黒柱に得点が生まれたことで、チームにも勢いが出る勝ち方だった。
さらにコロナ禍による入国制限でチーム合流が遅れていたレネ・ヴァイラー監督が15日のJリーグYBCルヴァンカップ第1節の大分トリニータ戦で初めて指揮を執った。3-3のドローに終わったが、ようやくキャストが揃ったことはチームにとってプラス材料。湘南ベルマーレ相手にホームでしっかり戦えるだけの状態にある。
【マイナス材料】
ルヴァンカップの大分戦は逆転に成功したものの、試合終了間際に同点に追いつかれて無念のドローとなった。試合展開においても先手を取りながら一時は逆転されるという不安定な戦いぶり。まだまだ試合の入り方、締め方、得失点直後の戦い方に若さが感じられる点はマイナス材料に挙げられる。
ディフェンスラインの構成が定まっていない点も、こうした戦い方になってしまう理由のひとつとも考えられる。若い力は前進も大きいが、予期せぬ後退が起きることも頭に入れておきたい。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ
【プラス材料】
攻守で後手を踏んだ第3節の浦和レッズ戦から一転、前節の京都サンガF.C.戦は立ち上がりから強度を発揮して相手を押し込んだ。一瞬の隙を突かれて先制を許したが、その後再び攻勢を強めて同点に追いついた展開も得がたい。「19対7」と相手を圧倒したシュート数にも表れているように、90分間とおして貫いた攻撃的な姿勢は今節につながるだろう。
MF永木亮太を始め、リーグ戦初スタメンのメンバーも躍動。早くも今季2点目を決めたFW町野修斗しかり、選手個々の好調ぶりがうかがえる。
【マイナス材料】
プラス材料の一方、求める結果は得られていない。
京都戦も今季一番の内容と言えたが、引き分けに終わった。開幕から2分2敗と勝利はなく、先制した試合はリーグ戦では一度もない。決定機は作れているだけに、先にゴールを奪って主導権を握りたいところだ。
鹿島アントラーズとの通算対戦成績は11勝1分22敗、さらに相手のホームでは3勝0分15敗と大きく負け越している。つけ加えれば、2020シーズンの第18節から3連敗中。『県立カシマサッカースタジアム』では2016年から5連敗を喫している。
文:隈元大吾
◆【鹿島vs湘南プレビュー】新体制ホーム初戦を勝利で飾りたい鹿島…湘南は苦手の敵地で番狂わせを起こせるか(サッカーキング)
「ようやくキャストが揃ったことはチームにとってプラス材料。湘南ベルマーレ相手にホームでしっかり戦えるだけの状態にある」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) March 18, 2022
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