日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月9日月曜日

◆来日中のジーコ氏、鹿島の方針転換に「一切関わっていない」、首位のチームには「やるべきことをやった順位」(超WORLDサッカー!)






8日、鹿島アントラーズのクラブアドバイザーであるジーコ氏がオンラインのメディア取材に応じた。

Jリーグの黎明期を鹿島の選手として支えたジーコ氏は、日本代表監督としても2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)に出場。2018年7月から就いていた鹿島のテクニカルディレクター(TD)を2021シーズン限りで勇退していた。

ブラジルへと帰国し、2月には右股関節の手術。そこからリハビリを行い歩けるまでに回復。そしてチームを見るため、5月6日にチームへと合流していた。

そのジーコ氏は5月末まで滞在する予定だが、8日にメディアのオンライン取材に応じ、現在の自身の状態や鹿島についてコメントした。

手術を受けたジーコ氏だが、現在のコンディションについては「自分にとって大事な手術を受けて、2カ月以上リハビリをしてきた中、移動もできたし、順調に来ている中で鹿島に来れて嬉しい。継続して、生活ができればと思う」とコメント。調子は良さそうだ。

7日のサンフレッチェ広島戦では3-0で完敗を喫した鹿島だが、暫定ながら首位をキープしている。

ここ数年は開幕からつまづいて苦しい戦いをしてきた中で、良いスタートを切っているチームについてもコメントした。

「選手は揃っているし、優勝争いできる選手が揃っていると思う。やるべきことをしっかりやった上での順位だと思う」

「ここ数年はスタートダッシュがうまくできず、最終的に影響していたわけで、良いスタートダッシュができたことは嬉しく思っている」

「常に優勝争いする選手のために投資してきて、選手を獲得してきた。ここ数年は1位と20ポイント差というのは、アントラーズというクラブとしてはあってはいけないことだ」

「今の状態をできるだけ継続できるかが問われるところで、選手たちだけでなく、周りのスタッフ、クラブを含めて1つずつ確実なことをやり続けることを意識してもらえればと思う」

ここ2シーズンはシーズン当初のつまづきから一気に盛り返すも、最初のビハインドが大きすぎて追いつけなかった中、良い位置につけている今季は続けてほしいと願うジーコ氏。その中で、実際に選手たちにも声をかけたという。

「今の順位、状況を称賛した。パンデミックの影響でACLが獲りやすい今年と去年に出場できていないことが残念。勝ち点がわずかのところで出られないことは残念だと言った」

先日までグループステージが行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)だが、鹿島はここ数年出場を逃しており、その点が残念であることを率直に伝えたようだ。

また、今シーズンはスイス人指揮官のレネ・ヴァイラー監督を招へい。鹿島として初めてブラジル人以外の外国籍監督を招へしたこととなった。

しかし、ジーコ氏はこの件には一切関与していないと否定。能力のある人物であれば、国籍などは関係ないと語った。

「私は一切決定権がなく、意見を求められてもいないので決定に関しては一切関わっていない」

「アントラーズはどういう人が来ようと、優秀で能力があれば仕事ができる環境がある。ヨーロッパ人であっても反対はなく、能力があれば仕事をすべきだと思うし、レネ監督は能力があって仕事をしている。全員がもっとやっていくべきということだけだ」

「クラブが決めたことで、決定権は私にはないことはハッキリさせておく。フットボールに関しては、一切関わっていない。契約や獲得についても知らないし、口も出していない。アドバイザーとして色々な方面で求められればアドバイスをしていく。フットボールディレクターと社長と何か関係があるという立場ではないことだけはハッキリしておく」

体制が変わった鹿島だが、ジーコ氏の範疇ではなかったとのこと。その中で、チームを支えるファン・サポーターへメッセージを残した。

「引き続き応援、声援をしてくれればと思う。チームをしっかりサポートしていくということは、創設の当時からサポーターとチームの関係を構築し、シーズン中に苦しい時、試合中のきつい時にサポーターの声援で選手たちがプラスアルファの力を発揮することを見てきた」

「ここ数年はパンデミックの影響で実際のサポートはできなかったが、それはサポーターの責任でもなく世の中の状況であり、1日でも早くアントラーズのサポーターとクラブの強い絆をもっと刻んでいければと思う」





◆来日中のジーコ氏、鹿島の方針転換に「一切関わっていない」、首位のチームには「やるべきことをやった順位」(超WORLDサッカー!)


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