日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年7月27日水曜日

◆なぜ呼ばれない? サッカー日本代表、非招集のJリーグ組5人。鹿島アントラーズの実力者、期待の高卒ルーキーや遅咲きの中堅も(フットボールチャンネル)






EAFF E-1サッカー選手権に望んでいるサッカー日本代表は、カレンダーの事情からJ1リーグの選手のみで構成されている。結果的に11人が初招集、久々の復帰を果たしたメンバーも多いが、Jリーグには彼らに匹敵する実力を持った選手がたくさんいる。今回は、E-1サッカー選手権に選ばれるに相応しい活躍を見せているJリーガーを5人紹介する。


MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)


生年月日:1996年10月30日(25歳)
最終招集:未招集
2022リーグ戦成績:21試合1得点5アシスト


 昨季所属したサガン鳥栖で評価を高めた樋口雄太は、2022年1月に鹿島アントラーズへ移籍。常勝軍団でも中盤に君臨し、ここまでリーグ戦21試合に出場している。現在行われているEAFF E-1サッカー選手権2022(E-1)に臨む日本代表には選出されていないが、実力はJリーグでも屈指だ。

 鹿島の新たな司令塔、樋口のキック精度は抜群だ。正確無比なクロスやパスでチャンスを演出し、今季リーグ戦5アシストをマークしている。同選手の高精度のプレースキックは、日本代表でも武器となる。また、推進力抜群のドリブルもこの男の魅力の1つだ。

 現在リーグ2位の鹿島を牽引している樋口は、E-1に出場している橋本拳人や野津田岳人らに引けを取らない。実力からすれば、今回招集されなかったことが不思議なくらいだ。今大会後に予定されている試合は、9月23日のアメリカ合衆国代表戦と27日のエクアドル代表戦のみ。9月に行われる親善試合で、同選手の招集はあるだろうか。




MF:小泉慶(サガン鳥栖)




生年月日:1995年4月19日(27歳)
最終招集:未招集
2022リーグ戦成績:21試合1得点0アシスト


 開幕前の下馬評を覆し、トップハーフで後半戦に突入したサガン鳥栖において、小泉慶が果たす役割は大きい。昨年8月に鹿島アントラーズから完全移籍で加入し、今季は福田晃斗と中盤に並んで攻守に躍動。ハードな守備でピンチの芽を摘む地道なプレーで、攻守がシームレスに連動する鳥栖のサッカーを体現するプレーを見せている。

 圧巻だったのは5月25日の古巣・鹿島戦で見せた一撃だ。カウンターで味方FWを追い越し、最後はペナルティーアークから左足で決めた。クロスバーに当たってゴールに吸い込まれたシュートに、GKクォン・スンテは一歩も動けなかった。

 リーグトップの走行距離とスプリント回数を記録する鳥栖において、小泉は毎試合のように最長の走行距離を叩きだす。圧倒的な走力で対戦相手を凌駕するダイナモは、日本代表でも見てみたい選手である。


DF:奈良竜樹(アビスパ福岡)




生年月日:1993年9月19日(28歳)
最終招集:未招集
2022リーグ戦成績:14試合0得点0アシスト


 現在10位のアビスパ福岡が勝ち点を拾えているのは、奈良竜樹を筆頭に守備陣が奮闘しているからに他ならない。昨季は期限付き移籍で鹿島アントラーズから加入し、今オフに完全移籍に切り替わった。今季は怪我で出遅れたが、復帰後は“定位置”に収まった。直近3試合はすべてクリーンシートをマークした守備陣をプレーで引っ張っている。

 特筆すべきは球際への強さである。180cmという身長はセンターバックとしては大きくないが、自信より大柄な相手にも屈しないパワーと、跳躍力を活かしたヘディングや鬼気迫るシュートブロックも魅力だ。現代のセンターバックに不可欠な正確なフィード能力も持ち合わせている。

 年代別代表でも長くプレーしていたが、2016年5月に負った左脛骨の骨折によりリオデジャネイロ五輪出場の望みを絶たれた。しかし、地道な努力が実を結び、Jリーグトップレベルのセンターバックに成長。同世代の伊東純也や遠藤航がプレーする日本代表が視界に入ってきているのではないだろうか。


【了】


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