日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年1月4日土曜日

◆静岡学園“10番”松村、想定内の徹底マーク 鹿島内定MFに漂い始めた予感「次は点を狙っている」(FOOTBALLZONE)






◆◆柏木由紀写真集 以上、柏木由紀でしたっ / 松村 昭人 撮影 / 東京ニュー...


3戦フル出場もいまだ無得点 「他の選手が決めて悔しいとかは全然思っていないです」


 第98回全国高校サッカー選手権は3日に3回戦が行なわれ、前回王者の青森山田(青森)らベスト8が出揃った。5年ぶりの出場で準々決勝に進んだのが“サッカー王国”静岡の雄、静岡学園だ。3試合で11得点0失点と盤石の戦いぶりを見せて勝ち進んでいる。

 そのなかで一際注目を集める存在が、J1鹿島アントラーズ入りが内定している10番のMF松村優太だ。抜群のスピードを生かした鋭いドリブルが持ち味で、今大会の主役候補の一人。ここまで3試合先発フル出場を続けているが、いまだゴールはない。2回戦の丸岡戦(3-0)では1アシストを記録しているが、ここまでは対戦相手のマークに苦しめられている。

 1回戦の岡山学芸館戦(6-0)ではMF井堀二昭がハットトリック。MF小山尚紀は3試合連続ゴールで通算4得点とチームメートが躍動しているが、本人は“3試合0得点”の結果も全く意に介していない様子だ。

「他の選手が決めて悔しいとかは全然思っていないです。サッカーはチームスポーツなので、チームが勝つことが一番大事。いずれ自分にもシュートチャンスが回ってくると思うので。昨日今日とシュートは全然打てていないですけど……それはまあ仕方ないですね」

 淡々と語るその表情に、焦りの色は全く感じられなかった。静岡学園を率いる川口修監督が「相手は松村のところに対策を立てて集中して守ってくる。そこで違う選手が点を取るというのが今年のスタイル」と語っている通りの試合展開が続いており、徹底した松村封じはまさに“想定内”だ。

「まだ目に見える結果がないですけど、県予選の時も準決勝までは点を取ってなかったですし、特段焦っているわけではないです。まだベスト8なので、次の試合は点を狙っています。そろそろ取りたいです」


相手のマークは「常に3枚」も…今治東戦で守備網を切り裂くシーンを作り出す


「ボールを持ったら常に3枚くらい(マークが)来ている」という窮屈なプレーを強いられているなかでも、一瞬の隙を突いてチャンスを作り出す松村のプレーは流石の一言だ。今治東戦(2-0)では後半7分にドリブルで右サイドから左サイドまでピッチを斜めに独走。守備網を切り裂き、チーム2点目となる小山のゴールを導いている。本人としても「今日の2点目が入る前の突破のようにできる時はあるので、そういう隙を突いていければいい」と手応えを感じるプレーだったと話している。

 得点の予感は漂い始めた。

 準々決勝では、守備に特長のある徳島市立との対戦が決まった。2試合連続無失点の堅守を相手に、松村は輝きを放つことができるだろうか。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)


◆静岡学園“10番”松村、想定内の徹底マーク 鹿島内定MFに漂い始めた予感「次は点を狙っている」(FOOTBALLZONE)





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