日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年8月9日日曜日

◆鹿島20歳GK沖完封デビュー「まだたかが1試合」(ニッカン)






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<明治安田生命J1:鹿島2-0鳥栖>◇第9節◇8日◇カシマ

鹿島の3年目GK沖悠哉(20)が鳥栖戦でプロデビューを果たし、今季公式戦12試合目にして初の完封勝利に貢献した。ビッグセーブのほか正確なフィードでも見せ場を作り、GKからのビルドアップを目指すザーゴ監督へのアピールにも成功した。新型コロナウイルスの影響で過密日程となった今季は、清水の20歳GK梅田透吾、仙台の18歳GK小畑裕馬ら、若い守護神の活躍が目立っている。

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最大の見せ場は後半立ち上がりに訪れた。沖は7分、鳥栖FW趙がペナルティーエリア手前から放った無回転シュートを弾くと、続くショートコーナーからMF樋口が狙ったGK手前で落ちるブレ球シュートも跳ね返した。持ち味の正確なフィードも随所にまじえて2-0での勝利に貢献し、チームは今季12試合目にして初完封を達成。鹿島の下部組織で育った沖は「小さい頃からカシマスタジアムで試合を見てきて、ここで勝利することを目標にやっていた。まず勝てて良かった」と頬を緩めた。

19年のプレシーズンマッチ水戸戦で、プロとして初めてカシマのピッチに立った。試合後、ユースの先輩でもあるGK曽ケ端に「短い時間だけど楽しかったです」と言うと、「もっと出たくなるだろう。その時間を延ばせるように、練習から頑張らないとな」と返ってきた。GKクォンを含めて「2人がいるうちに成長した姿を見せたい」と話してきたが、曽ケ端は41歳、クォンも来月36歳になる。ザーゴ監督も「成長している実感があった。練習試合でいいパフォーマンスを示していたので、どこかで起用したいと思っていた」。沖の活躍はチームの今後を考えても明るいニュースだ。

過密日程となった今季のJリーグでは、清水の20歳GK梅田、仙台の18歳GK小畑など、若いGKがチャンスを得ている。この日対戦した鳥栖では16歳のDF中野が初先発を果たすなど、若手にとってチャンスのシーズンになっている。

とはいえ、沖にとっては勝負の1年でもある。今季はユースからU-19日本代表GK山田が昇格し、来季は明大GK早川の入団が内定済み。GKの枠を増やさない限り、誰かがチームを去ることになる。沖は「まだたかが1試合。日々の練習を怠らずにやりたい」と、勝ってかぶとの緒を締めた。【杉山理紗】

◆沖悠哉 おき・ゆうや。1999年(平11)8月22日生まれ、茨城県出身。鹿島ジュニア-鹿島ジュニアユース-鹿島ユースと小学生から鹿島一筋で、18年にトップ昇格。14年のU-15代表を皮切りに各世代別代表歴があり、17年にはU-19代表でトゥーロン国際大会に参加。184センチ、82キロ



◆鹿島20歳GK沖完封デビュー「まだたかが1試合」(ニッカン)






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