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サッカーJ1の鹿島は8日、元日本代表FWで、コーチを務めていた柳沢敦氏(41)が辞任すると発表した。柳沢氏は試合前日の4月6日、遠征先のホテルで女性ファンと密会していたことが今月4日に一部で報じられ、翌5日に規律違反のため自宅謹慎処分となっていた。
クラブは「規律違反処分を受けて辞任の申し出があり、正式に受理することになりましたのでお知らせいたします」とし、柳沢氏はクラブを通じて「今回の規律違反は、コーチの立場として許される行為ではありません。クラブに関わる様々な方々へご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。チームを離れることになりますが、今後も鹿島アントラーズの勝利を心から祈っています」とコメントした。
柳沢氏は現役時代に日本代表として活躍し、2002年日韓、06年ドイツの2大会連続でワールドカップ(W杯)に出場。クラブでは鹿島、京都、仙台のほかイタリアのサンプドリア、メッシーナでもプレーし、14年限りで現役を引退。15年から鹿島のコーチを務めていた。日本代表として国際Aマッチ58試合に出場して17得点。私生活では02年にモデルの小畑由香里(38)と結婚。10年に長男、12年に長女が誕生している。
また、庄野洋社長(65)もコメントを発表。「この度、クラブとしてトップチームに関わる規律違反が発生したことを、重く受け止めております。今後、同様の事案が発生しないよう、再発防止の徹底に努めてまいります。サポーターの皆さまをはじめ、クラブに関係する多くの方々にご迷惑お掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。