日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月6日土曜日

◆終盤戦の第一関門を突破せよ。鹿島はACL圏内死守を、川崎Fは連覇へ負けられない戦い(GOAL)






明治安田生命J1リーグ第29節で、3位・鹿島アントラーズと首位・川崎フロンターレが対戦する。

明治安田生命J1リーグは5日から7日にかけて、第29節の9試合が開催。県立カシマサッカースタジアムでは、3位・鹿島アントラーズと首位・川崎フロンターレの上位対決が行われる。今季は公式戦で3度対戦し、1勝1分1敗のまったくの五分。果たして今回対戦はどんな結末になるのだろうか。


■鹿島:終盤戦の第一関門突破へ!


鹿島はリーグ戦に加えてACL、天皇杯、ルヴァンカップと4つのコンペティションを掛け持つハードなスケジュールの中、戦っているが現在公式戦7連勝中と絶好調だ。特に3日に行われたACL準決勝第1戦では、水原三星に開始6分で2点を許したが、後半にセルジーニョのゴールで追いつくと、終了間際に内田篤人が値千金の決勝ゴールを奪取。試合を一気にひっくり返し、3-2の逆転勝ちを収めた。

激戦から中3日で臨む川崎F戦は、スタメンも大きく変更となる可能性はあるが、直近ではチーム得点ランクトップの鈴木優磨だけではなく、レオ・シルバや遠藤康、さらには西大伍がゴールを決めるなど、多彩な攻めからゴールに直結する良い流れが生まれている。


リーグでも一時の不調を乗り越えて3連勝をマーク。ついに前節、ACL出場圏内となる3位に浮上しているが、すぐ下には4位・北海道コンサドーレ札幌を含めた5チームが4ポイント差で迫る。インターナショナルマッチウィーク明けには、浦和レッズやセレッソ大阪との試合も控えており、勢いをさらに加速できるかが、来季ACL出場権を狙う上で重要なファクターとなりそうだ。

今節対峙する川崎Fとは過去に29回対戦し、鹿島は9勝5分15敗と大きく負け越している。データサイト『Opta』によると、鹿島にとって川崎Fは最も勝率が低い相手(31%)で、現在4連敗中。この間に11失点を喫しており、1試合平均で換算すると2.8失点を許していることになる。

鹿島が川崎Fに勝利したのは、2015年8月29日の2ndステージ第9節。カイオ、金崎夢生、赤﨑秀平のゴールで3-1の勝利を収めている。一方で今季のルヴァンカップでは準々決勝で顔を合わせ、鹿島が2戦合計4-2で勝利し、4強進出を決めている。

ACLで見せた劇的勝利の勢いを継続できるか。終盤戦の第一関門突破に向けて総力で臨む。





対する川崎Fも、鹿島同様に好調を維持している。直近10試合で許した敗戦は、わずか1。前節は雨が降りしきるなか、最下位に沈むV・ファーレン長崎に2-1で勝利。第4節以来半年ぶりの首位に立った。

これで今季は28試合を消化して勝ち点は56。これは昨季の同期間と同じ勝ち点をマークしている。昨季は最終戦まで15試合無敗を記録し、最後の最後で勝ち点差で鹿島を上回り、大逆転でJ1初優勝を果たしたことは記憶に新しい。

長崎戦では、4-2-3-1のシステムではなく、4-4-2を採用。これが奏功し、小林悠と知念慶の2トップがそれぞれゴールを決めている。懸念材料としては、家長昭博が累積警告により鹿島戦に出場できないこと。華麗なテクニックと、前への推進力で攻撃をけん引していた家長の出場停止は非常に痛い。

一方で日本代表で負傷し、全治4週間の診断を受けていた守田英正に復帰の可能性が出ている。守田の離脱中は、その役割を下田北斗が担ってきたが、ボール奪取力に長ける守田の存在は大きい。鹿島の展開力を鑑みると、中盤におけるフィルター役を配置できるかが重要なポイントとなりそうだ。

川崎Fと鹿島は、2016年のJリーグチャンピオンシップ、2017年元日の天皇杯決勝など数々の名勝負を繰り広げてきた。そのいずれも鹿島が勝利したことで、川崎Fの闘争心に火がつき、その後のリーグでは連勝中。果たして今回対戦を制するのはどちらか。注目の大一番は7日13時に県立カシマサッカースタジアムでキックオフを迎える。

■J1第29節 試合日程
10/5(金)
19:30 横浜FM vs 札幌(日産ス)

10/6(土)
14:00 C大阪 vs G大阪(ヤンマー)
14:00 広島 vs 柏(Eスタ)
19:00 神戸 vs 長崎(ノエスタ)
19:00 鳥栖 vs 湘南(ベアスタ)

10/7(日)
13:00 鹿島 vs 川崎F(カシマ)
13:05 仙台 vs 浦和(ユアスタ)
15:00 清水 vs 磐田(アイスタ)
16:00 名古屋 vs FC東京(豊田ス)


◆終盤戦の第一関門を突破せよ。鹿島はACL圏内死守を、川崎Fは連覇へ負けられない戦い(GOAL)




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