J1リーグ第21節が11日に行われ、サガン鳥栖が浦和レッズを1-0で下し、2連勝を達成した。スペインメディアはこの試合で、FWフェルナンド・トーレスがFW金崎夢生を気遣った場面を取り上げている。
この試合の60分、ペナルティーエリア内右に位置したF・トーレスの折り返しをゴール手前の金崎がフリーで受けたが、トラップをミスしてしまい絶好機を物にすることができなかった。すると悔しがる金崎にF・トーレスが近づき、抱き寄せ、背中を2回叩いて励ましている。
スペイン『アス』は、F・トーレスの紳士な人柄が表れていたこの場面の映像を「ほかの選手ならばやらないだろう。F・トーレスがチームメートに行った品位ある振る舞い」との見出しで紹介。映像の内容については、次のように描写している。
「ストライカー(F・トーレス)はボールを奪い、ゴールをお膳立て立てした。が、金崎が信じられない形でミスした。スペイン人のリアクションは、敬意を示すべきものだった」
それでも鳥栖は、53分にMF高橋秀人が決めた得点を最後まで守り切り、2連勝を達成。同日に名古屋グランパスが勝利して一時は最下位に転落したが、一転して16位に浮上した。
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◆“紳士”トーレスの金崎への気遣いに「ほかの選手はやらない」、スペイン『アス』が報じる(ゲキサカ)