日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2013年10月6日日曜日

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第28節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50414

J1 第28節 FC東京戦 マッチレビュー

小笠原の今季初ゴールなどでFC東京に4ゴールの大勝!上位対決を制して3連勝!

残り7節の時点で首位と勝点5差で4位につける鹿島は、J1第28節でアウェーのFC東京戦に臨んだ。5位との上位対決となったが、立ち上がりに2ゴールを挙げる絶好の滑り出しを見せたこともあり、4-1と快勝を収めた。

鹿島は敵地での試合となったが、開始早々からカウンターが面白いようにハマった。互いにハイペースで試合を進める中、鹿島は鋭い出足でボールを刈り取り、次々と決定機を作り出し、6分には早くも先制点を奪う。左サイドから展開されたボールを右サイドで遠藤が受けると、左足で巻き込むようなミドルシュートを放ち、鮮やかにゴールネットを揺らした。

幸先良くリードを得ると、先制直後の9分には大迫のスルーパスを受けたダヴィが、相手DFからボールを奪い取り、GKとの一対一に持ち込んで冷静にシュートを流し込んだ。

序盤に2点のリードを得た鹿島は前半を通して好機を作るが、43分にピンチを迎える。ゴール前でスルーパスを通され、東にペナルティエリア内で決定的なシュートを打たれてしまった。しかし、この試合でJ1通算400試合出場を達成した曽ヶ端が好セーブを見せて、失点を免れた。

2点差のまま後半を迎えても、運動量を落とすことなくチャンスを生み出すと、67分には小笠原の今季初ゴールが生まれる。右サイドでスローインを受け、ゴール前まで持ち込み、右足で豪快なミドルシュートを突き刺した。81分にも、カウンターから前線に一気に持ち込んだジュニーニョがスルーパスを通すと、大迫がディフェンスラインを抜け出し、冷静にGKをかわしてチーム4点目をマークした。

今季のリーグ戦で最多の4得点を記録すると、83分にFC東京の平山に1点を返されたが、そのまま逃げ切り3連勝を達成した。今季屈指と言える圧巻の内容で快勝したことに加えて、苦戦が続いていたアウェイゲームでも2連勝となった。

4連勝と好調だったFC東京を下したことで、勢いも更に増すだろう。代表戦の影響で次節は19日の浦和戦となるが、14日に行われる京都との天皇杯3回戦もしっかりとものにして、勢いを持続してもらいたい。



【この試合のトピックス】
・曽ヶ端が、J1通算400試合出場達成。
・伊東が、今季リーグ戦初先発。
・小笠原が、今季初ゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・献身的に動き、相手のオプションを全て消すこと。
・気持ちを落ち着けて、相手の動きと狙いを良く考えること。
・各ラインの距離感を意識しながら、コンパクトな形を保つこと。

FC東京:ランコ ポポヴィッチ
・前半は相手との距離感が悪かった。
・高い位置でボールをキープして、裏への飛び出しを狙おう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・見ている側にとっては非常にスペクタクルな試合だったと思う。両チームともに相手のゴールを目指すサッカーをしているし、相手も最後まで果敢にゴールを目指すやり方をやっていた。我々もやるべきことをしっかりやった上で勝利を手にした。非常に素晴らしい勝利だったと思う。

・両チームともにお互い特長を出した試合だったと思う。我々の方が少しのやるべき部分をしっかりとやる続けることができたから、勝利に近づけたのではないかと思う。(FC東京の)8番の選手がダイレクトプレーで特に中央のバイタルエリアでボールをさばいていたから、そこを問題となっていて分析でも注意しないといけないと言っていた。サイドにボールが入った瞬間にウチのダブルボランチがフラットになってしまう瞬間があったので、逆サイドのボランチがセンターバックの前のスペースを消すこと、そこでボールをさばくことはできないし、ボールを落とすことにも対応できるので、そういう修正をしようとした。ハーフタイムではそういう指示ができた。

・アウェーでの後半にパワーダウンすることが改善点としてあったが、それをしっかりと持続できた。相手の監督も攻撃的な選手を入れてきて、トップ下の選手をボランチに下げてもっと攻撃的に来た時に、しっかりと守備の対応ができたことが勝因に挙げられると思う。・曽ヶ端選手の数多くのセービングもこの勝利に値する要因の1つではないかと思う。両サイドハーフの徹底した守備の部分も良かった。

・上位陣との直接対決もあり、優勝に絡むチームとも対戦がある。非常にエキサイティングな終盤だと思う。


FC東京:ランコ ポポヴィッチ
ホームで1-4ということもあり、結果だけ見れば納得できる結果ではなかったが、鹿島にはおめでとうと言いたいと思う。ただ、試合を振り返ってみれば、1-4というほどの力の差はなかったと思うし、良い部分もお互いたくさん出せた好ゲームだったと思う。気負っていたから2点を先行されたということはないと思うが、2本打たれたシュートで2本とも入ってしまった。鹿島のように経験があり強いチームに2点先行されてから追いつくことは簡単なことではなく、逆転することも簡単ではない。ただ、その後にリスクを負って攻めに出て、いいチャンスをいくつか作れたが、そこで決定的な場面を生かすことができなかった。リスクを負って逆転しにいって、こういう結果に落ち着いたと思う。チャンスがあった時間帯に1つ決められていれば、違う展開になったかもしれないし、最後に結果として上回れたかもしれない。しかし、決定機の部分で決め切れなかったことでこういう結果になった。



選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
今日は良い感じでボールが回っていた。チームが勝った事が一番。ユキ(伊東選手)がリーグ戦初出場だったし、早い時間で点が取れたので緊張が取れたと思う。自分がF東京に強いのは偶然。

【伊東 幸敏】
すごく緊張した。ヤスさんとダヴィさんが決めてくれてから、緊張がほぐれた。要所要所は厳しくいけたけど、もっとつなぐ意識などを高めないとレギュラーを勝ちとる事は出来ない。

【小笠原 満男】
勝てて良かった。勝ちたい気持ちが出ていたし、良い試合だと思う。追加点も取れたけど、失点はいらない。1点差の試合だったら、やってはいけない失点。自分のゴールはおまけみたいなもの。

曽ヶ端選手、青木選手、ダヴィ選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事