クラブ公式や地元メディアが、山口市代表団の表敬訪問を伝える
ヘタフェに所属する日本代表MF柴崎岳は現在、左足中足骨に亀裂が入ったことにより、1~2カ月程度の戦線離脱を強いられている。それでもクラブや地元メディアは、思わぬところで“柴崎効果”を実感している模様だ。
クラブ公式サイトならびに地元ラジオ局「カデナ・セール」の電子版が現地時間17日に伝えたのは、ヘタフェにある日本人が表敬訪問したことだった。同紙の記事では「ガクは信用すべき存在だ」とのタイトルで、以下のように記されている。
「ガク・シバサキは左足中足骨の手術から回復中で、12月まではプレーできないものの、日本人プレーヤーの存在によって日本人にも注目されている。その象徴的な出来事は今週、アンヘル・トーレス会長のもとに山口市から代表団が訪れたこと言えるだろう」
記事によれば山口市の代表団は、市内のスポーツ育成や広報活動の一環として表敬訪問したという。この来訪は現地でも興味津々のようで、次のように続けている。
「興味深いことはガクが生まれたのは…」
「同じ県名の県庁所在地である山口市は本州の南西側に位置し、人口は約20万人とヘタフェの規模に似ている。興味深いことは、ガクが生まれたのは本州の反対側である(青森県の)野辺地で生まれたということだ」
柴崎は鹿島アントラーズ所属時の2016年FIFAクラブワールドカップ決勝で、レアル・マドリード相手に2得点を挙げ、ヘタフェ加入初年度の今季はバルセロナ相手にスーパーボレーを叩きこんだ。そのインパクトはスペイン国内でも知れ渡っているが、今回の訪問によって「ヘタフェ」の名前が、日本国内でも注目を集めていることに気付くきっかけになるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
ヘタフェが“柴崎効果”を実感 戦線離脱中も日本からの「表敬訪問」に地元メディア興味津々
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
ヘタフェが“柴崎効果”を実感 戦線離脱中も日本からの「表敬訪問」に地元メディア興味津々