日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年6月19日日曜日

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第16節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51788

明治安田J1 1st 第16節

鹿島、執念の逆転勝利!土居、遠藤のゴールでついに1stステージ優勝へ王手!
鹿島がアウェイのノエスタで苦しみながらも、貴重な勝ち点3を手にした。勢いのある神戸に押され先制されるが、前半終了間際に土居が同点弾を決めると、後半開始直後に遠藤の今季初ゴールで逆転。このリードを守り切り、2-1と勝利した。





前節の浦和戦から全く変わらない11人をピッチに送り出した石井監督。試合前には、「ボールを保持する時間が長くなると思う」といっていたが、序盤から試合の様相は全くその想定とは違っていた。Jリーグ屈指のツートップ、レアンドロ、ペドロ ジュニオールを擁する神戸に中盤での激しいプレッシングから主導権を握られる。そして24分、再三脅かされたCKから北本に決められ、先制点を献上してしまった。











慣れないピッチ、そして相手のアグレッシブなプレーに手こずり、イライラだけがつのる展開となったが、ここで気を吐いたのが、苛つく周囲とは対照的に冷静なプレーに終始していた土居だった。前半終了間際の45分、神戸の攻撃を何とか止めた後のカウンターから金崎とのワンツーで倒れ込みながら、同点弾を叩き込んだ。





この土居のゴールで再び一体感を取り戻した鹿島は後半開始から圧力を高める。そして50分、左サイドでボールを受けたカイオがゴール前を良く見て、クロスを入れる。ここに遠藤が飛び込み、神戸ゴールにボールを叩き込んだ。







遠藤の今季初ゴールで逆転という素晴らしい展開となったが、この後の追加点がなかなか取れない。そして試合の流れは少しずつ神戸へ傾いていった。しかし鹿島は全員が体を張り、最後まで守り切り、2-1と逆転で勝ち点3を手中に収めた。そして川崎Fが福岡と2-2のドロー、また浦和が広島に2-4と負けたことで、次節のホーム福岡戦では自力での優勝まで可能性を広げる最高の結果となった。













イエローカードを多く宣告され、次節にはカイオ、そして昌子といった攻守の要が累積警告で出場できない。しかしその代償で手に入れたものは大きく貴重なものとなった。ホームで歓喜を。来週末は、カシマの地に結集しよう。



【この試合のトピックス】
・遠藤が今季初ゴール。
・カイオと昌子がそれぞれイエローカードを宣告され、次節は累積警告で出場停止。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・もっと落ち着いて、自分たちのリズムで試合を動かそう。
・前線から制限をかけながら、ボールの奪いどころを全員で共有しよう。
・攻撃のところはもっとシンプルでいい。相手のDFラインの裏をしっかり活用しよう。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
・中盤のプレスを緩めないように。
・失うものは何も無い。勇気を持って戦え。
・絶対に勝とう!

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
先ずは今日もサポーターの皆さんにこの神戸の地まで足を運んでくださって、選手たちの後押しをしてくれたと思う。また神戸のサポーターにもたくさん来ていただき、この1万8,000人もの皆さんの前でサッカーができる喜びを感じた。内容は最初、ウチが押し込まれてセットプレーから失点してしまった。前半はつなぐことができずにミスからボールを渡すことが多く、自分たちでリズムを悪くして失点してしまった。その後、前半の終わりにいい形で同点にして、後半は振り出しに戻って、また自分たちの形であるボールを収め、落ち着いてやろうと話していた。後半はある程度できたと思う。逆転ゴールも取れて、2-1と勝利できた。選手たちは前半と後半を切り替えて自分たちのサッカーに戻ったと思う。

Q 首位に立ったが?

A 何試合も前から勝ち点3を積み上げていくしかない戦いをしている。最後もホームゲームなので、たくさんのサポーターの前で勝ち点3を取って、優勝へ向けて戦えればいい。

Q 前半はなぜ苦戦したのか?

A グラウンドがかなりスリッピーだった。コントロールミスと判断が遅いのもあって、パススピードが少し上がり扱いにくくなった。それでうまくいかなかったと思う。後半に入る時には判断を早くしようといった。そうすればパススピードを落としても、相手の陣内に持ち込むことはできていくと話した。その辺は後半しっかりできたと思う。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
個人的な見解としては、両チームともに競い合い、とても拮抗した展開だったと思う。前半は我々が優位に進めていた時間帯があり、そこで得点できた。その後も得点できるチャンスはあったが、そこで決めきれなかった。ハーフタイムにはもう一度気を引き締め直して、やろうといった。相手ももっとタフに来ると思って入った。後半はよりハードになった。鹿島が優れていた点は決定機で決めることができたこと。それを我々は忘れてはいけない。そこで決めないとこういう結果になるという教訓の試合だったと思う。


選手コメント

[試合後]

【植田 直通】
勝てたことは良かったが失点しているし、そこは自分もかかわっているので、反省しなくてはいけない。終わってから川崎Fの結果を聞いた。1stステージを取ってもチャンピオンになれる訳ではないが、次に勝つことが年間チャンピオンになるためには必要だと思っている。福岡戦に向けていい準備をしたい。

【遠藤 康】
今季初ゴールまで長かった。自分が決めなくても他の選手が決めてくれると思っていた。いい形で貴重なゴールを決めることが出来た。チームの勝利に貢献できるゴールでうれしかった。ボールが来ると思って信じて走っていた。悪い時間は必ずあると思っていたが、そこで耐えられれば良かったけど、失点してしまった。聖真が決めてくれて、息を吹き返した。前半は良くなかったがサッカーは90分なので、あと45分あると思って戦った。

【土居 聖真】
自分で言うのも何だが、いい時間に決める事が出来た。前半は流れが悪くて、守備も攻撃もチグハグだった。ピッチでは色々な要求が飛んでいた。その中でチャンスらしいチャンスもなく、ワンチャンスで決めることができ、悪い流れを断ち切れたと思う。リセットする意味では良かった。いい形で前を向けなかったが、常に狙っていた。(ゴールシーンは)CBとCBの間が空いていた。ゴールを見てはなかった。

【西 大伍】
まだまだ。完璧な試合がやれればいいのだが、押し込まれる展開でも粘れればと思っていた。1失点ならと言う気持ちで戦っていた。ズルズルいくとダメージは大きい。苦しい試合で勝てるのも自信を持ってやっているから。選手たちは試合中もいいたいことをいいながらやっていた。

【昌子 源】
今日に関してはジャッジが不利だったと思う。それで勝てたのは良かったが、チームに迷惑をかけた。情けない。次の試合に立つことはできないけど、練習相手として自分が出来ることをやりたい。

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