
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年10月25日土曜日
◆【J1:第29節 神戸 vs 鹿島】レポート:“痛み分け”とはこういう結果を言うのかもしれない。スコアレスドローで、鹿島、神戸ともにタイトル争いから後退(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00180715.html
10月22日(水) 2014 J1リーグ戦 第29節
神戸 0 - 0 鹿島 (19:04/ノエスタ/9,375人)
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このスコアレスドローをどう捉えるかは、賛否両論あるだろう。だが、結果論で言えば、首位の浦和が引き分け、2位のG大阪と3位だった鳥栖が敗れた今節は、両チームにとってタイトル争いに食い込む絶好のチャンスだった。そういう意味では、痛過ぎるドローと言えるかもしれない。
これで神戸は5試合、鹿島は3試合続けて勝ち星から見放された。とはいえ、この1試合だけを見れば、神戸の安達亮監督が「選手はよく90分ファイトしていましたし、今日できることの限りなくベストに近い内容だった」と振り返るように、見応えのある試合ではあった。
立ち上がりは、神戸が立て続けにチャンスを作った。2分過ぎにはCB増川隆洋のロングフィードを前線のマルキーニョスが収め、森岡亮太とのパス交換から鹿島の守備を崩しかけた。3分過ぎには、左SHの小川慶治朗から森岡を経由して右SHのペドロジュニオールへ。シュートこそ入らなかったものの、ハイプレスからのショートカウンターといういい攻撃の形ができつつあった。17分頃には、シンプリシオのスルーパスをペドロジュニールが技ありターンで相手DFを交わし、シュートに持ち込むシーンもあった。
だが、25分と27分過ぎに、鹿島の柴崎岳が立て続けに目の覚めるようなスルーパスを前線の赤崎秀平へ通すと、流れは鹿島に傾き始める。40分には小笠原満男のサイドチェンジから最後は豊川雄太が決めるだけという決定的なシーンも作った。
神戸、鹿島ともにこれらのチャンスのうち、1つでも決めることができれば結果は全く違ったものになっていたかもしれない。だが、結局スコアレスのまま前半を折り返すことになる。
後半は立ち上がりから鹿島が主導権を握った。右SHの遠藤康やトップ下の土居聖真にタテパスを入れながら、全体的に押し上げて攻撃を組み立てていく展開。59分頃には遠藤を起点に崩し、最後は豊川のシュートがポストに嫌われるという惜しいシーンもあった。66分頃には土居が絶妙の浮き球の処理で相手DFを交わしてシュートに持ち込むなど、完全にゲームをコントロールした。
だが、それでもゴールが決まらない。業を煮やした鹿島のトニーニョセレーゾ監督は、74分に豊川からカイオに、75分に赤崎から中村充孝に代えて1点を狙いにいった。80分には遠藤を下げてジョルジワグネルも投入。だが、監督の思惑とは裏腹に、この選手交代劇で鹿島の歯車が狂う。そして、カードを切った直後にチャンスが訪れることもあれば、ピンチを招くこともあるからサッカーは面白い。微妙にリズムが変わったことでできた鹿島の隙を神戸の森岡亮太は見逃さなかった。
ジョルジワグネル投入直後の81分頃、神戸は橋本英郎が柴崎からボールを奪うと近くにいた森岡にボールを預ける。そして森岡から長いスルーパスが前線へ走り込むペドロジュニオールへと通った。スピードに乗ったペドロジュニオールはそのままドリブルでDFを交わし、GKまでも交わした。残すはゴールへボールを流し込むだけ。だが、あまりにもスピードに乗ったからか、シュートはサイドネットの外側を揺らすことになった。
その後は、森岡から枝村匠馬に代え、マルキーニョスとペドロジュニオールの2トップ体制でゴールを奪いにいったが結果は実らず。0-0で試合終了のホイッスルを聞くことになった。
このスコアレスドローについて、神戸の森岡はこう振り返っている。「今日は必死に守ってワンチャンスっていうゲームでした。(中略)守備的に入ったというよりは、簡単にボールを失って相手にボールを動かされて、またカウンターで簡単に失ってという展開だったので。相手どうこうより自分たちがそういうゲームにしてしまった。(ペドロジュニールの決定機について)あれのために守備を頑張っていたというか、守備するしかなかったというか…。でも、ああいうチャンスは絶対にくると思っていたので、それを決められなかったので勝てなかったというのはありますし、逆によく引き分けたというのもある。守備でゼロに抑えられたのは良かったとは思う」
神戸の無失点試合は8月9日の第19節・ホームの新潟戦以来。逆に鹿島は今季3度目の無得点試合になった。この評価は次節の結果に委ねたい。なぜなら、この週末に、鹿島はホームで首位・浦和との直接対決、神戸はJ1残留争いの最中にいる大宮との難しいゲームを控えているからだ。今節の“痛み分け”が結果的にどう左右されるかは、これからの動向にかかっている。
以上
2014.10.23 Reported by 白井邦彦
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