タイ・リーグ1のサムットプラーカーン・シティの新監督に、鹿島アントラーズなどの元監督である石井正忠氏が就任することが決定した。クラブやリーグの公式SNSで23日に発表が行われている。
現役時代に鹿島などでプレーした石井氏は、コーチなどを経て2015年7月に鹿島の監督に就任。2016年にはJ1で年間優勝を達成し、FIFAクラブワールドカップでも決勝に進出するなどの好成績を収めたが、翌2017年の成績不振により5月に解任された。
同年11月には大宮アルディージャの監督に就任。チームがJ2に降格した翌年も引き続き指揮を執り、年間順位5位でJ1参入プレーオフ進出を果たしたが、プレーオフで敗れて昇格ならず。その後、退任を発表していた。
サムットプラーカーン・シティはパタヤ・ユナイテッドFCを前身とし、2019年から本拠地を移転して名称を変更したクラブ。今年6月にはサンフレッチェ広島元強化部の村山哲也氏がクラブダイレクターから監督に就任し、16チーム中6位でシーズンを終えた。
他にタイ1部のクラブで監督を務めた日本人指導者としては、強豪チョンブリーFCなどを率いた元ヴィッセル神戸、京都サンガF.C.監督の和田昌裕氏、ウボンUMTユナイテッドなどを率いた神戸清雄氏がいる。また、タイ代表では元日本代表監督の西野朗氏が監督を務めている。
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◆元鹿島・大宮の石井正忠氏が新たな挑戦へ。タイ1部クラブの新監督就任(フットボールチャンネル)