鳥栖戦は4-4のドローで終わった
今季鹿島アントラーズへ加入して特長を発揮できているMFが樋口雄太だ。好調なチームを支える司令塔は、古巣戦となったサガン鳥栖戦でも高いパフォーマンスを見せて1得点を記録した。
類まれなるパスセンスを武器とし、鹿島で中盤の要となっている樋口。長短問わず精度高いパスを供給できる男は、昨季の鳥栖でのパフォーマンスを評価され、今季より鹿島へ加入した。ここまでJ1全15試合に出場しており、1得点3アシストを決めている。
そんな樋口は、第15節で古巣の鳥栖と初対戦。正確なパスだけでなくアグレッシブな攻撃参加でチャンスを作った樋口は、3点差と大きくリードされた52分、右サイドから和泉竜司のクロスに合わせて鳥栖への恩返し弾となる今季リーグ初得点を決める。またチームの2点目となる上田綺世のゴールでは、右サイドに顔を出してアシストした鈴木にパスを送るなど得点の起点になっている。ポゼッション時には中盤の深い位置から前線への供給役にもなり、ロングボール成功数は「6」と存在感を十分に発揮する(データサイト『SofaScore』より)。
またJリーグ公式によるスタッツでは、総走行距離数「12.043km」を記録。チームでもっともハードワークしており、鳥栖時代に培った樋口の運動量もこの試合に大きく表れている。今季の鹿島は終盤まで中盤の強度を保ってプレイできているが、それは彼の存在によるところが大きいだろう。
◆古巣戦でも自身の特長を発揮 鳥栖戦で1得点を記録した鹿島の走れる司令塔(the WORLD)
「ポゼッション時には中盤の深い位置から前線への供給役にもなり、ロングボール成功数は『6』と存在感を十分に発揮する」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 28, 2022
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