鈴木の2アシストで鳥栖にドロー
近年でもっとも良い前半戦を過ごしていると言える鹿島アントラーズ。好調の要因は、鈴木優磨の復帰によるところが大きい。ベルギーでシーズン17ゴールを決めた得点力はもちろんのこと、彼の黒子に徹することができる力が、鹿島の攻撃に厚みを持たせている。
今季の鈴木はJ1で15試合に出場し、6ゴールを挙げている。上田綺世とのコンビで得点を量産しており、リーグでもトップクラスの2トップといえるだろう。今シーズンの鈴木はアシストもすでに「7」を記録。自らフィニッシャーになるだけでなく、決定機を創出する力も持ち合わせ、ピッチで表現できているのだ。上田が9ゴールを決めて得点ランキングトップに立っている要因として鈴木の存在も大きい。
第15節のサガン鳥栖戦では終了間際に3ゴールが入り、4-4と壮絶な点の取り合いとなった。この試合で鈴木はゴールこそなかったものの、2アシストを記録してチームの得点に関与している。特にチームの2点目となる68分のゴールでは、右サイドに流れた樋口雄太にボールが入ると、鈴木は相手ディフェンスラインの間に顔を出す。ボールを受けるとマークに付いていた守備を切り返しでかわして中央の上田にパスを送る。リーグトップスコアラーは、そのチャンスを逃すことなくゴールネットを揺らし追撃となる得点を挙げた。
鈴木は切り返したタイミングで、ストライカーとしてシュートを考えたかもしれない。しかし、中央でフリーとなっていた上田へラストパスを送ることができる余裕が今の鈴木にはあるのだ。同点弾となった土居聖真のゴールもアシストして意地を見せた鈴木。勝利こそできなかったが、圧倒的な劣勢の中、彼の献身的なプレイが鹿島に勝点をもたらしている。
◆好調・鹿島をけん引する鈴木優磨の大きな武器は ここまで“7アシスト”と得点創出でも貢献(the WORLD)
「自らフィニッシャーになるだけでなく、決定機を創出する力も持ち合わせ、ピッチで表現できている。上田が得点ランクトップに立っている要因として鈴木の存在も大きい」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 27, 2022
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