日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年8月31日土曜日

◆大迫1トップ 海外組初合体に「楽しみ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20130830-1180958.html

 日本サッカー協会は29日、「キリンチャレンジカップ 2013」のグアテマラ戦(9月6日、長居)、ガーナ戦(同10日、日産ス)の2試合に向けた日本代表23人を発表した。国内組で臨んだ東アジア杯で代表入りしたFW大迫勇也(23=鹿島)、斎藤学(23=横浜)が選出され、海外組と臨むフルメンバーでは初招集となった。14日のウルグアイ戦で2-4と完敗を喫したザックジャパンに、Jリーグで結果を残した2人が新風を吹き込む。

 躍進する鹿島のエースが、満を持して代表に招集された。大迫は「(選ばれて)ビックリ」と心境を述べたが、東アジア杯以降の公式戦で7戦9発。28日の清水戦でも3試合連続弾を含む2ゴールの活躍が、指揮官の目に留まらないはずがなかった。

 東アジア杯では、本来のポジションではないトップ下の1・5列目として1試合に出場した。2得点を挙げたが消化不良に終わり、「前でやりたい」と不満を漏らした。だが東アジア杯後、鹿島では7月31日の名古屋戦でFWダビが負傷し戦線離脱。思わぬところから1トップで出場するチャンスがめぐってくると、スルガ銀行杯サンパウロ戦でプロ初のハットトリックを達成するなど、一気に覚醒した。

 ザッケローニ監督は「大迫はペナルティーエリア内に入る動き、フィジカルの強さ、ダイナミズム、ポストプレーのうまさ、周囲と連動する上での柔軟性を評価している」とコメント。前線が流動的に動く現在の代表には1・5列目の選手が多く、コンフェデ杯まで1トップを支えた前田(磐田)、ハーフナー(フィテッセ)は招集されていない。ウルグアイ戦で招集された豊田(鳥栖)も外れた今回のメンバーの中で、純粋な1トップは大迫だけだ。柿谷の先発が濃厚だが、2試合ある中で大迫が1トップとして出場する可能性は高い。

 海外組の本田や香川とは面識がなく、短期間のコミュニケーションで本番に臨む大迫。指揮官は「試合の中で見てみたいというのもあるが、トレーニングの中で代表常連組とどのような絡みができるかを見られるのは楽しみ」。大迫も「楽しみというのが一番。頭もいいし、うまいし、試合を決められる選手」と本田と香川の印象を語った。

 ザッケローニ監督は、年内に行う6試合でチームのベースを固める意向を明かしている。W杯まであと10カ月。大迫は「最後のチャンスだと思う。どれだけ結果を残せるかが大事」と気を引き締めた。大舞台でも、ゴール量産で存在感を示す。【桑原亮】

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