清水エスパルスのMF本田拓也(28)が26日、今年7月まで所属していた古巣・鹿島戦(28日・アイスタ)で恩返しの1勝を誓った。
体調不良で別メニューを続けていたが、24日の浦和戦で2試合ぶりに先発復帰。高い位置から積極的なプレスを仕掛け、フル出場したが勝利には結びつかなかった。「時間はあまりないが、やれることはある。しっかり修正して臨みたい」と、中3日で迎える古巣との一戦に意欲を示した。
約2年半在籍した鹿島は2連勝中で、調子は上向き。「個の力はあるし、全員が自信を持ってプレーしている。先制されると、したたかに守られてしまうので、先制点が大事になる」と冷静に分析した。移籍からまだ1か月足らず。「特別に意識するわけではないが、Jリーグの中では一番勝ちたい相手」。静かに闘志を燃やす本田が古巣に真価を見せつける。