日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年8月3日土曜日

◆【J1:第19節 鹿島 vs 大宮】プレビュー:早く苦境を脱したい両チーム。鹿島は大迫“1トップ”で勝利を目指す!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159357.html

8月3日(土)J1 第19節 鹿島 vs 大宮(18:30KICK OFF/カシマ)
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日差しは強く照りつけるが、頬をなでる風に湿気は少なく爽やかに吹き抜ける。今年の鹿嶋は、過ごしやすい夏を迎えている。だからと言ってはいけないのかもしれないが、前節の豊田スタジアムでの名古屋戦は、鹿島の選手にとっては過酷すぎる環境だった。気温30.1度、湿度67%。見ているだけで額にじっとり汗をかくなかでの試合は、最初から最後までエンジンがかからないまま終わってしまった。
「後半は、ワンプレイ毎に、膝に手を付く感じになってしまった」
出場したある選手が明かす。ビハインドの状況をひっくり返そうと気持ちは焦るが、体は思うように動いてくれなかった。

その試合で、ダヴィと本山雅志が負傷。二人とも思ったよりひどい状態ではなく、ダヴィは「仙台戦を目指す」という状況だが、今節の大宮戦への出場は不可能だ。さらにはジュニーニョも出場が難しい状態に。このところのリーグ戦5試合で1勝1分3敗と低迷している状態で、レギュラー格の選手を3人を欠くことになってしまった。
しかし、不思議と選手たちの表情は明るい。
まず、大迫勇也。ダヴィがトップに据えられ、自分は1.5列目で相手ボランチをケアする仕事を担っていただけに、念願の1トップでの起用は自由を与えられたことと同義だ。「好きにできると思う」と意気込む。しかし、自由は同時に責任を伴う。彼のゴールが生まれなければ、チームは苦境から脱することは難しいだろう。
「良いサッカーができると思うし、みんなも動けると思う。大丈夫」
名古屋戦後の疲れ切った表情は、すでに消えていた。
そして、土居聖真。ジュニーニョ欠場を受けチャンスを得た。
「明日もし出たら、相手の嫌がるプレーを続けていきたい」
謙遜しながらも、試合に出られるうれしさを隠しきれずにいた。

苦しい状況だからこその若手抜擢ではあるが、いま必要なのは前線からの献身的な守備だ。中央の守備力を高めることができれば、それなりに戦うことができるはず。メンバーは全員日本人となり個の力は弱まるかもしれないが、中盤も流動的に動きながら攻撃を組み立てることが出来るだろう。

首位を独走していた大宮も、ここに来て3連敗と急ブレーキだ。しかし、前節の広島との首位決戦は3-1で敗れたものの内容は決して悪くなかった。逆転するチャンスをポストに弾かれた場面もあり、決まっていればまた違う展開になったことだろう。
「結果は残念だが、内容は悪くない。攻撃では主導権を握り、相手を揺さぶって崩して多くのチャンスをつくって、自分たちらしいサッカーもできた」
試合後のベルデニック監督も、まったく自信を失っていなかった。
ただ、中盤の要である金澤慎が出場停止。その影響を最小限に食い止め、普段と同じサッカーが出来るかどうかが、大宮のサッカーの質を左右するだろう。

苦境を脱するためにはどちらも勝点3が欲しい試合だ。ただ、過去のデータを見るとカシマスタジアムでの対戦は鹿島が無敗を続けている。また、今季のリーグ戦でも無敗だ。涼しい鹿島に戻って来たからには、ダイナミックな試合を見せて欲しい。

以上

2013.08.02 Reported by 田中滋

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