日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年9月4日水曜日
◆【第93回天皇杯 2回戦 柏 vs 筑波大】プレビュー:突然の監督辞任劇をエネルギーに変え、柏は大会連覇を目指す!(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00161076.html
9月4日(水)第93回天皇杯 2回戦 柏 vs 筑波大(19:00KICK OFF/柏)
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★天皇杯特集
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8月31日に行われたJ1第24節鹿島戦終了後、激震が走った。「これが私のレイソルでの最後のゲームです」と、突如ネルシーニョ監督が辞任を表明したのだ。
ネルシーニョ監督の辞任の理由が「成績不振」にあるとしても、“不振”と言われるほど今柏が置かれている状況が酷いわけではない。確かに上位戦線に食い込むためには絶対に勝たなければならなかった鹿島との大一番を落とした。しかし、AFCチャンピオンズリーグではベスト8、ヤマザキナビスコカップではベスト4まで勝ち進んでおり、天皇杯では前年度覇者として連覇を狙う立場だ。依然としてタイトルを狙える位置にいることを考えれば、必ずしも「成績不振」という言葉が当てはまるわけではない。
監督の交代劇がチームにどれほどの影響をもたらすのか。柏はかつて、毎年のように監督交代を繰り返してきた。それを目の当たりにしてきた大谷秀和は、過去の経験からその衝撃の大きさを知るとあって即座に行動に移している。急遽選手ミーティングを開き、キャプテンとしてチームのマネジメントに努めた。ただ、昔の柏は監督交代を繰り返す度に泥沼にハマってしまう感があったが、現在のチームと過去のチームを比べた場合、チーム全体の一体感やベースという部分では雲泥の差、それこそ比較の対象にならないほどの差がある。監督の辞任表明がチームに衝撃を与えたのは間違いない。だが、ズルズルと悪い方向へ進むのではなく、現在はそれを発奮材料にエネルギーへ変えようという雰囲気すら感じさせている。
当面では、井原正巳ヘッドコーチが暫定監督として今回の天皇杯2回戦とヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦の指揮を執ることになった。とはいえ、何かが大きく変わるわけではないだろうし、目の前の試合に全力で勝利を目指すという柏の哲学も変わらない。日本代表の工藤壮人と韓国代表のキム チャンスは不在、このところの連戦で疲労が蓄積している選手もいるため、多少の入れ替えがあったとしても、おそらくベストの布陣を組んで筑波大との一戦に臨むはずだ。
勝利こそなによりの良薬。むしろこのような状況だからこそ、勝って突然の辞任劇が与えた空気を払拭しなければならない。
筑波大は浦安SCとの1回戦、圧倒的にボールを支配しながら相手の粘りに苦しんだものの、延長戦で持ち味の攻撃力が爆発し、4-1と勝利を収めて2回戦へ駒を進めた。関東大学リーグ1部では前期を終えて9位と下位に甘んじているが、9月から再開する後期で巻き返しを図るべく、プロと対戦する天皇杯2回戦では必勝態勢で来るだろう。
前線には鹿島の特別指定選手でユニバーシアード日本代表FW赤崎秀平、来シーズンからの川崎F加入内定、「大学NO.1ボランチ」との呼び声高い谷口彰悟などタレントを擁する。絶対に侮ってはいけないチームである。
ネルシーニョ監督の功績はもちろん大きかったが、ここ数年間でタイトルを勝ち取ることができたのは、ピッチ上でプレーする選手たちの力があったからだ。だからこそ、突然の辞任劇でも選手たちは勝利へのエネルギーに変えようとしている。
前年度天皇杯王者として、「俺たちは監督が変わっても揺らぎはしない」とでも言うかのような堂々としたプレーをピッチで披露し、全力で勝利を目指す柏は大会連覇を目指す。
以上
2013.09.03 Reported by 鈴木潤
【第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会】
■2回戦 9月4日(水)、7日(土)、8日(日)、11日(水)
※4日(水)は柏レイソルの試合が対象
※11日(水)は川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、浦和レッズの試合が対象
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