日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年9月28日土曜日
◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】プレビュー:それぞれの目標に向けた勝点3。鹿島は、降格の瀬戸際に立つ大分以上のモチベーションで試合に臨む。(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162251.html
9月28日(土)J1 第27節 鹿島 vs 大分(15:30KICK OFF/カシマ)
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甲府、磐田と、残留争いの当該チームとの対戦を続けてきた鹿島は、今節も大分をホームに迎える。もし、大分が敗れ15位の甲府が勝利すると、大分の16位以下が確定し、J2降格が決まってしまう。前節の磐田にも3-0とリードを奪いながら、終盤に2失点して追いすがられた経験があるだけに、今節も最後まで気の抜けない戦いとなるだろう。
ただ、チームの士気は高い。
「全部勝たないといけないですからね。どっちかというと僕らの方がモチベーションが高くないといけない」
そう話すのはベテランの本山雅志。負けられない状況はお互いに同じだが、タイトルに向けて前に進んでいかなければならない自分たちの方が、意欲的に試合を進めていかなければならないと話した。
他にも今季大分戦では2戦2発、いずれも決勝点を決めている大迫勇也も「自分たちの取り組む姿勢が大事になる」と言い、試合日が誕生日となる青木剛も「相手は気持ちを込めて戦ってくると思う。負けない姿勢で、それ以上のものを出して戦うことが大事だと思う」と語った。
完敗だった甲府戦のあとから、チームの雰囲気はガラリと変化している。先週末は、1週間の充実した練習内容が、試合結果に結びついていたが、今週もそれは変わらなかった。現在、鹿島はホーム試合は10勝2分と無敗を継続しており、大分には公式戦7連勝中と相性の良さもある。つまり、数字の上では鹿島が圧倒的に有利と言えるだろう。しかし、選手の気持ちは一戦必勝、残された8試合にすべてを注ぎ込む準備が出来ていた。
負けられない立場であることは、大分も変わらない。ただし、見えないプレッシャーが選手を押しつぶす危険性もある。
「気にするなといっても選手はプレッシャーを感じると思うし、それでも試合はやらなければいけない」。
田坂和昭監督も、戦いに入る前の準備が重要になることを感じていた。毎シーズン、降格が決まったチームがプレッシャーから解放され、見違えるようなパフォーマンスを見せることがある。メンタルがサッカーの内容に大きく影響を与えている好例だが、逆に言えば、自ら足枷をはめていることにもなる。湘南との直接対決に敗れたショックを拭い去り、どれだけ気持ちを切り替えられるかで、鹿島戦の内容は大きく変わるだろう。
以上
2013.09.27 Reported by 田中滋
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