http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20140227-OHT1T00163.htm
ジュビロ磐田は27日、DF駒野友一(32)、伊野波雅彦(28)が日本代表に選出され、3月2日の札幌との開幕戦(ヤマハ)で白星発進を誓った。
開幕3日前。高ぶる気持ちがプレーにも表れていた。磐田・駒野は戦術練習でもキレのある動きを見せ、代名詞のクロスも精密機械のようにFW陣にピタリと合わせた。「初戦はホーム、アウェー関係なく難しい試合になる。先制点がすごく大事」と、右サイドバックでの先発が確実な札幌戦を見据えた。
シャムスカ監督(48)からはゲーム主将のMF松井を支える副将的な役割も期待されており、今季も攻守のキーマンであることは間違いない。「守備あっての攻撃。ボール保持率を上げて、自分たちのペースでやれれば」。ここまでの実戦は無敗。「去年より選手間の意思の疎通ができる」と手応えを持って開幕に臨む。
一方の伊野波はDF菅沼とセンターバックを組むことが決定的。J2は守備を固めてくるチームがほとんどだけに、「カウンターをつぶすこと。ミスは命取りになる」と分析する。菅沼とは全実戦でコンビを組んでおり、安定した守備を見せてきた。「去年は一番悔しいシーズン。僕も(菅沼)駿哉も成長できるように刺激しあいたいし、彼も代表を目指しているので、そこまで持っていくのが僕の宿命」と高い目標を掲げ、プライベートでもかわいがっている弟分と鉄壁の守備網を作り上げる構えだ。
駒野、伊野波はこの日、3月5日のニュージーランド戦に臨む代表に選出され、6月のW杯本戦出場も視野に入ってきた。「3、4月が勝負」と伊野波。まずは札幌を蹴散らし、ブラジル切符を引き寄せる。