日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年5月13日火曜日

◆内田、サッカー人生の集大成!「拾ってもらった」4年分の思いぶつける(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140512-OHT1T50263.html



 2月に負った右太ももの負傷からの復帰を目指すDF内田篤人(26)=シャルケ04=が12日、ド派手会見でファンに日本代表入りを報告した。午後2時の発表とほぼ同時刻に帰国。午後6時から東京・千代田区の丸ビル内のホールに集まった約500人の前で、W杯の抱負を語った。

 代表入りではなく、内田の報告の場が“サプライズ”だった。72席の指定席以外にも2、3階の通路やガラス越しに女性ファンが待ちかまえた。午後6時過ぎ。内田は2階エスカレーターから会見場へ降りてきた。「みんなに見られるのは得意じゃない…。すごく恥ずかしい」。黄色い声援が降り注ぐ中、驚きの表情を浮かべた。

 2大会連続の代表入りは、ドイツからの帰国便で成田空港に着いた直後、荷物を待つ間に知った。「高校(清水東)のサッカー部の友人が回したLINEで分かった」。その直後、公式サイト「atsuto mobile」の会員に「大切なお知らせ」という題名で、先着72人が会見に参加できる趣旨のメールが配信された。丸の内の企業に勤務する30代女性は午後3時から配布した整理券を、「会社を抜け出してもらいに来た」と驚きの仕掛けにいち早く乗った。

 帰国早々の急展開に、内田本人は戸惑いながらも心境を告白。「シャルケの練習に復帰できないまま、代表に入れてもらった。拾ってもらったようなもの」と思いを言葉にした。特に負傷した右足は手術せずに回復できると診断した鹿島のチームドクター、香取庸一医師への感謝の思いは強かった。「成田から移動する車の中で電話しました」。恩人からの「良かったね」のひと言で日本代表の自覚が芽生えたという。

 3か月ものリハビリで筋肉は背中を中心に1キロ増。走力、心肺機能も維持している。休息をとる他のメンバーもいるが、内田は休みなしでコンディション回復に努める決意だ。関係者によると調整は順調で、27日のキプロス戦(埼玉)での復帰も見据える。「リハビリは明日から続ける。僕が少しでも思いを背負ってブラジルへ行けばいい」。南ア大会は直前でレギュラー落ち。感謝の気持ちで4年前の雪辱を果たす。(網野 大一郎)

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