日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年10月16日木曜日

◆内田、5か月ぶり代表復帰か アギーレ監督招集示唆(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20141015-OHT1T50390.html

 ◆キリンチャレンジカップ2014 ▽第1戦 日本―ホンジュラス(11月14日、愛知・豊田スタジアム)▽第2戦 日本―オーストラリア(11月18日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が11月の日本代表合宿に、DF内田篤人(26)=シャルケ04=を招集する意向を示していることが15日、分かった。内田は6月のブラジルW杯後、代表活動の引退の可能性を示唆。まだ決断していないが、指揮官は欠かせない戦力として招集リストに入れた。年内には、11月14日のホンジュラス戦(豊田ス)、同18日のオーストラリア戦(ヤンマー)を予定している。

 内田の名前を、やはりアギーレ監督は胸に秘めていた。日本サッカー協会関係者は「本当は(DF内田を)アギーレ監督も10月の合宿から呼びたかった。今回はけがや実戦復帰のタイミングが合わず、呼べなかっただけ。治れば問題はない」と明かした。シャルケ04の内田は9月23日にアウェーのブレーメン戦で実戦復帰し、即フル出場した。連戦明けなどは、古傷の右膝に痛みが出る場合もあるが、おおむね順調に回復。協会サイドは、11月に初招集に踏み切る方向だ。

 アギーレ監督はブラジル戦(14日・シンガポール)を「テスト」と位置づけたが、本来は勝負にこだわるサッカーを掲げている。特定のメンバーや布陣に固執せず、状況に応じて勝つための選択をする。常々、「サッカーは勝つためにやるもの」と話す内田とはサッカー観が合うだけではなく、チームをうまく回すことのできる選手として、高く評価しているという。

 実力、コンディションに問題はないが、気になるのは内田の姿勢だ。ブラジルW杯後、今後の日本代表活動について「考える時間をつくりたい」と明言。代表引退を選択肢の一つとし、熟慮する考えを明かしていた。決断を出す最初のタイミングはアギーレ・ジャパンの初陣となった9月、10月の合宿だったが、7月中旬に右膝の炎症で試合から離れていて、悩むこともなく不参加となった。

 内田は復帰後、4試合に出場。同時期からシャルケ04の勝率が上がるなど、ブランクを感じさせず、質の高いプレーでチームに貢献している。日本代表は新チーム発足後の4試合、DF酒井宏樹(ハノーバー96)、DF酒井高徳(シュツットガルト)が内田の定位置である右サイドバックを務めたが、結果を残せていない。アギーレ監督が求める「献身性」は誰もが認めるところ。ラブコールへの返答が注目される。

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