今週はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)についてお話しします。今年も日本からは4チームが出場、現在グループリーグ3試合を終え、柏は2勝1分けでグループ2位と奮闘していますが、鹿島、G大阪、浦和の3チームはいずれも最下位。鹿島と浦和は3敗と苦戦を強いられています。
ACLでは2007年に浦和、翌年にはG大阪が優勝しました。しかしそれ以降、日本のチームは決勝戦にすら駒を進めることができない状況にあります。ACLで苦戦するのは、今年に限った話ではありません。タイや中国など他国のクラブが多額の金銭を費やし、補強に本腰を入れていることや、大会を重要視していることだけでなく、日本チームが苦戦している最も大きな要因のひとつは「言い訳」です。
「選手に言い訳を作らせないこと」がアジアチャンピオンになるために必要なことです。これは過密日程や時差、移動距離の多さ、悪いピッチコンディション、アウェーの洗礼(練習会場の変更やホームチームに偏った判定など)は当たり前のことと認識させ、平常心で戦わせることです。
恵まれた環境の国内のリーグ戦と違い、ACLではアクシデントが当たり前です。若年世代から国際経験を積ませて選手の適応能力と柔軟性を鍛えておくことが大切です。日本人の特徴として環境をただ受け入れることも多く、力を発揮できないことが多々あります。力を発揮するためには、環境をしっかり受け止め、相手クラブやAFCに要求すること、交渉することも大切になってきます。そのためにもアカデミー年代のみならず、Jクラブの若手にも海外での試合経験を定期的に積ませることが必要です。選手、クラブの「絶対にクラブW杯に出場する」という信念こそが結果を違うものに導いてくれると信じています。(前山形監督・奥野僚右)
ACLでは2007年に浦和、翌年にはG大阪が優勝しました。しかしそれ以降、日本のチームは決勝戦にすら駒を進めることができない状況にあります。ACLで苦戦するのは、今年に限った話ではありません。タイや中国など他国のクラブが多額の金銭を費やし、補強に本腰を入れていることや、大会を重要視していることだけでなく、日本チームが苦戦している最も大きな要因のひとつは「言い訳」です。
「選手に言い訳を作らせないこと」がアジアチャンピオンになるために必要なことです。これは過密日程や時差、移動距離の多さ、悪いピッチコンディション、アウェーの洗礼(練習会場の変更やホームチームに偏った判定など)は当たり前のことと認識させ、平常心で戦わせることです。
恵まれた環境の国内のリーグ戦と違い、ACLではアクシデントが当たり前です。若年世代から国際経験を積ませて選手の適応能力と柔軟性を鍛えておくことが大切です。日本人の特徴として環境をただ受け入れることも多く、力を発揮できないことが多々あります。力を発揮するためには、環境をしっかり受け止め、相手クラブやAFCに要求すること、交渉することも大切になってきます。そのためにもアカデミー年代のみならず、Jクラブの若手にも海外での試合経験を定期的に積ませることが必要です。選手、クラブの「絶対にクラブW杯に出場する」という信念こそが結果を違うものに導いてくれると信じています。(前山形監督・奥野僚右)