日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年3月22日日曜日

◆【J1第3節予想スタメン 名古屋vs鹿島】攻撃陣好調の名古屋が鹿島と激突…永井ら代表組のパフォーマンスは必見(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150321/293142.html


3月末に行われる日本代表戦のメンバーに選出された永井 [写真]=Getty Images


■名古屋グランパス 代表選出の永井と川又のパフォーマンスは必見

 ナビスコ杯初戦では、攻撃重視の川崎の隙を見事に突いて快勝を収めたことでチームの雰囲気は良い。数人のメンバーを入れ替えた布陣の中には矢野貴章の復帰という朗報もあり、右サイドの戦術的バリエーションが豊富に持てるようになったことも大きかった。試合終盤に右サイドハーフからサイドバックへポジションを下げた矢野は、自慢のフィジカルとスピードで安定した守備を披露。サイドを攻撃における最大の起点にしてくる鹿島に対しても、彼の復活は頼もしい限りだ。

 また、川崎戦で1得点1アシストを記録した永井謙佑と2ゴールを挙げた川又堅碁が揃って日本代表に選ばれ、同級生コンビの次戦への鼻息も荒い。両選手が「まずはチームでの活躍」と地に足をつけたコメントを残していることからも、活躍が期待できる。

 好ゲームの後だけに不安要素はそれほど見当たらないが、ダニルソンの出場が微妙な部分はマイナス点。鹿島自慢の2列目への対応として、運動量豊富な中盤の掃除屋には出場してほしいところだ。中3日での3連戦は若いチームなだけにそれほど気にならないが、川崎戦で左太ももを負傷した疑いのある田中マルクス闘莉王の状態は気掛かり。同じベテランで言えば、この試合の後に日本を離れ、ユーロ予選に臨むノヴァコヴィッチのモチベーションがどれほどのものなのかも気になる点だ。(今井雄一朗)

■名古屋予想スタメン
4-2-3-1
GK
楢崎正剛
DF
矢野貴章
牟田雄祐
田中マルクス闘莉王
本多勇喜
MF
矢田旭
田口泰士
小屋松知哉
ノヴァコヴィッチ
永井謙佑
FW
川又堅碁

■鹿島アントラーズ 公式戦5連敗で泥沼状態、守備陣の立て直しは急務

 鹿島の公式戦5連敗は2009年以来6年ぶり。どの試合も内容では互角以上に戦いながら最後の得点する部分、失点を防ぐ部分で競り負け。「内容が良いのに勝てない。何を変えれば良いのか……」と日本代表の柴崎岳も頭を抱えるほどの泥沼状態だ。

 さらに18日のACL広州恒大戦で小笠原満男が右ひざ打撲で前半早々に交代。中国から帰国した19日は遠征メンバーの練習が急遽オフになるなど、過密日程も重なってコンディション調整での苦労は隠せない。ナビスコ杯川崎戦で逆転勝ちし、今季初勝利を挙げて勢いに乗る名古屋との一戦。苦戦は避けられそうもない。

 ただ、復活の予兆は現れている。広州恒大戦では徳島から獲得した高崎寛之が体で押し込み、移籍後初得点をマーク。ポルトガル2部ポルティモネンセから期限付き移籍している金崎夢生はホーム開幕戦の湘南戦で得点を挙げ、現在は先発を外せない存在だ。広島から加入したファン・ソッコは昌子源、植田直通、山村和也と、試合ごとに“相方”が変わっているが、センターバックとして安定感のあるプレーを披露。移籍組と既存メンバーの連係面は確実に向上している。広州恒大戦では左手を負傷していた昌子も復帰した。昌子の声出しは大きな武器なだけに、5試合13失点の守備陣の立て直しに期待したい。

 名古屋戦が終われば、柴崎と昌子は新たな船出となるA代表の合宿に参加。「選ばれて光栄」(柴崎)、「生き残りたい」(昌子)と2選手ともに気合十分だ。勝利を収めて気持ち良く代表に合流したい。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
佐藤昭大
DF
西大伍
ファン・ソッコ
青木剛
山本脩斗
MF
梅鉢貴秀
柴崎岳
遠藤康
土居聖真
金崎夢生
FW
高崎寛之

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