日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年5月1日金曜日
◆柴崎、遠藤&俊輔&小笠原に並ぶセットから月間3点(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1469154.html
<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ
鹿島の日本代表MF柴崎岳(22)が日本人最多タイとなる月間3度目の、セットプレーからのアシスト(FK2点、CK1点)を記録した。アウェー仙台戦の前半43分、右足で蹴ったCKでDF昌子源(22)の先制点をアシスト。今季から鹿島の正キッカーを任される男が、過去に遠藤保仁(G大阪)中村俊輔(横浜)小笠原満男(鹿島)らが打ち立てた数字に並んだ。試合は勝利した。
鹿島MF柴崎が、日本を代表するプレースキッカーと肩を並べた。0-0で迎えた仙台戦の前半43分、右CKを獲得すると迷わずコーナーへ。助走を取り、右足で蹴り上げる。GKから遠ざかる回転でペナルティーエリア中央に上げると、DF昌子の頭にピタリ。序盤から仙台に押された嫌な流れを断ち切った。
同期で日本代表の昌子と抱き合うと、満面の笑みで互いの体をたたき合った。今月は、3日の鳥栖戦と16日の柏戦でFKからアシストしており、セットプレーからのアシストは、日本人の月間最多タイ記録となる3度目。過去に遠藤や中村、小笠原ら日本の名手がマークした数字に次代を担う男が追いついた。
鹿島のキッカーは90年代から小笠原が不動だった。柴崎も天才肌と見られがちだが、入団後は精度が低く、強化担当20年目の鈴木常務は「正直、キックで勝負する選手じゃないのかな」と思ったという。それが変わったのは地道な努力。チームがシュート練習する中、1人だけ別行動でFK練習する日が増えた。試行錯誤を重ね「2回に1回は思い通りの球を蹴れるようになった」と実感している。
日本代表で受けた刺激も大きい。昨年9月のデビュー戦(対ベネズエラ)で当時のアギーレ監督から右のキッカーに指名され、ハリルホジッチ監督に代わってもキッカー候補として期待されている。環境や立場は人を変えていく。7日のACL広州恒大戦も含めれば、今月はセットプレーだけで4アシストだ。
この日は自身の活躍で勝利に導いたが、後半ロスタイムに失点。今季初完封を逃した悔しさか、取材には無言だった。それでも応援してくれた被災地のファンを進化した右足で喜ばせ、充実した表情で帰りのバスに乗り込んだ。【木下淳】
◆セットプレーによるアシストのJ1月間記録 磐田MFドゥンガが98年4月にマークした5回(FK3、CK2)が最多。2位の月間4回は96年4月の名古屋MFストイコビッチら過去4人で、いずれも外国人選手。月間3回は昨年まで延べ26人が達成しているが、日本人選手ではG大阪MF遠藤(3度)鹿島MF小笠原(3度)横浜MF中村(2度)の3人が複数回マーク。今季の4月は、鹿島MF柴崎と鳥栖MF藤田がセットプレーから3回のアシストを記録。
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