日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年10月18日火曜日
◆ハリル監督「1メートル90は必要」GK合宿での発言に波紋…(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/10/18/kiji/K20161018013555070.html
日本代表候補のGKトレーニング合宿が17日、大阪府内でスタートした。ポジション別のA代表合宿は初の試みでバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は世界で戦えるGKの条件として身長1メートル90以上であることを明示。正守護神のGK西川周作(30=浦和)ら今合宿の参加メンバー6人中4人が1メートル80台で指揮官の発言に波紋が広がった。
耳を疑う発言が飛び出した。GK合宿初日。ハリルホジッチ監督は当初対応予定だったルグシッチGKコーチに代わり「私が話す」とメディアの前に姿を現すと「身長1メートル90以上ないと良いGKとは言えない。残念ながら身長がないと、ハイレベルでは戦えないのが現実」と断言した。招集メンバー6人中4人は身長1メートル80台。「1メートル80でもいけるかもしれないが、困難はかなりある」と微妙な言い回しでフォローしたが、当然、波紋は広がった。
W杯ロシア大会アジア最終予選全4試合に先発中の西川は1メートル83。「身長が低いのは分かっている。何を言われても1メートル90になれないので別の部分で勝負するしかない。ステップワーク、アジリティーでカバーしたい。割り切ってやります」と苦笑いした。初招集でいきなりダメ出しをされる形となった中村は「世界では1メートル90以下で活躍しているGKもいる。自分も活躍できないことはないと思う」と反論。一方で1メートル95の林は「監督から求めてもらっているのに使ってもらえていないのはふがいない。試合に出られる状況にもっていくことが最優先」とモチベーションを高めた。
1メートル90以上を良いGKの条件に挙げるのは主観でしかない。セーブ力が高いRマドリードのコスタリカ代表GKナバスは1メートル85、足元の技術に定評があるマンチェスターCのブラボは1メートル83だ。W杯アジア最終予選の全4失点がセットプレー絡みであることが指揮官の主張の根拠になっており「オーストラリアには1メートル90の選手が7人もいた」と説明。実際は1メートル90台の選手は1人しかいなかっただけにトラウマは深刻だが、ぶしつけともとれる発言で、GK陣に新たな競争原理をもたらそうとしているのも事実。天然か、計算か。いずれにしても、GK合宿は波乱含みのスタートとなった。
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