日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年4月29日土曜日
◆【鹿島vs鳥栖プレビュー】今季リーグ戦ホームで3敗を喫している鹿島…鳥栖はリーグ前節の神戸戦で2試合ぶりの完封勝利(サッカーキング)
■鹿島アントラーズ 直前のACL・蔚山現代戦では2トップが共にゴール
【プラス材料】
ACLの蔚山現代戦では、アウェイの地で4ゴールと大量得点で勝利を収めた。相手のミスに助けられたとはいえ、FW金崎夢生、P・ジュニオールの2トップに得点が生まれたことで、チームにも勢いがつく。石井正忠監督も「ペドロも含めて、前線の選手がゴールしたことはチームにとってもいい」と振り返っている。
ACL1次リーグ突破を決めてから中3日で迎えるホーム鳥栖戦。移動を含む連戦だけに、多少のメンバー変更がなされる見込みだ。27日の時点で鳥栖戦を想定したメンバーで実戦練習を行っていないため、予想となるが、好調のレアンドロが先発を託される可能性もある。また、蔚山現代戦で先発から外れ、体調万全の小笠原満男にも期待したい。ホームで勝てない今季、上位に離されないためにも勝ち点3を奪いたい。
【マイナス材料】
28日の練習でも、負傷中の中村充孝が別メニュー調整で鳥栖戦の出場は厳しい状況だ。2列目も他のポジションと同様に、選手層が厚く準備されているが、中村は発想力と技術で、攻撃が息詰まった時に力を発揮するだけに、早期復帰が望まれる。
また、今季はホームで勝率が悪い。因果関係は不明だが、カシマスタジアムの芝はその状態によって、試合ごとに長さを変更しているという。試合前にまく水の量はチームの意見を受け、増減させている。本来、ホームは家であり、プレーしやすい、勝手知ったる環境というのが望ましいが、環境の変化から細かいところでズレが生じているのかもしれない。
ただ、ホームで勝つ可能性が低いサッカーをしているかと言ったら、そうではない。相手と同じような確率でチャンスを決めていれば、勝利を収められた試合ばかりである。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖 26日のルヴァン杯第3節・C大阪でサブ組が好調をアピール
【プラス材料】
リーグ前節・神戸戦で2試合ぶりの完封勝利を手にして、磐田戦の嫌な逆転負けを払拭した。しかし、守備陣の立て直しに成功したかはこの鹿島戦で問われる。
神戸戦では趙東建の1ゴールに終わったが、ルヴァン杯第3節・C大阪戦でMF鎌田大地が2ゴールを挙げただけでなく、MF高橋義希、FW富山貴光といったリーグ戦でサブに回っている選手たちもゴールし攻撃陣が好調なことをアピール。神戸戦で貴重なゴールを挙げた趙か、それとも開幕から3試合先発した富山か、FW豊田陽平のパートナー争いは激化している。
中盤のアンカーは今節もMF小川佳純の先発が濃厚。神戸戦のように途中で高橋へのリレーが予想される。
【マイナス材料】
リーグ前節・神戸戦は無失点で勝ったものの、守備陣を総入れ替えしたルヴァン杯第3節・C大阪戦で大量4失点。そのせいもあってか、翌日の練習ではレギュラー陣に対して鹿島対策を入念に行った。
現在、鳥栖はカシマスタジアムでは2連敗中。また、今季はまだアウェイゲームでの勝利がないという嫌なデータもある。前節、ホームで手にした良い流れをこの試合に持ち込めるかがポイントだ。
神戸戦後、CBキム・ミンヒョクは「次も0点に抑えて勝ちたい」と話した。気がかりなのは、ルヴァン杯第3節・C大阪戦にフル出場した鎌田と趙のコンディション。ただし、コンディション的に厳しいのは26日にACLの蔚山現代戦をアウェイで戦った鹿島の方だろう。
文:荒木英喜
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170428/581334.html?cx_cat=page1
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