鹿島が大岩剛監督(45)に対し、来季の続投を要請する方針を固めたことが10日、分かった。同監督は5月31日、成績不振で解任された石井正忠前監督(50)=現大宮監督=の後を受け、コーチから就任。ルヴァン杯、天皇杯(ともにベスト8)は敗退したが、リーグ戦で20試合16勝1分け3敗の勝率8割と驚異的な数字をマークし、最速で18日にも連覇が決まる状況にチームを導いた。
大岩監督はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)敗退直後で、リーグ戦2連敗中に指揮官となり、MF三竿健、レアンドロらを主力に据えることで変化をもたらした。また、練習でも若手を中心に1日2部練習を課し、底上げを図った。体力の向上、維持を考慮した練習方法にも工夫が見られ、結果と過程の両方が評価された形だ。就任2年目となる来季は、悲願のACL初制覇が期待されている。
【鹿島】大岩監督に来季続投要請 18日にもJ1連覇決定