Jリーグ連覇に王手をかけている鹿島が9日、優勝決定の瞬間まで鹿島イズムを貫く方針を決めた。
試合がない18日、2位・川崎がG大阪戦(等々力)で敗れれば3度目の連覇が決まるが、クラブ関係者は「他チームの負けを願ったり、期待するようなことはしない。ウチは自分たちが勝つために全力を尽くすクラブ」とし、クラブとして川崎戦のテレビ観戦などを行わない方針だ。
チームは3連休明けとなったこの日、ホーム最終戦の柏戦(26日・カシマ)に向けてクラブハウスで再始動。練習前に大岩剛監督(45)から「柏戦に勝つための準備を進めていこう」と指示を受けた選手も自覚十分だ。MF遠藤は「柏戦で勝つ姿を届けることしか考えていない」と話し、DF植田も「他のクラブ頼みではない。残り2試合、2勝することしか見ていない」と勝利での連覇達成を見据えた。
【鹿島】“負ければ優勝”川崎のG大阪戦をチームとしてテレビ観戦せず