V奪回を目指す鹿島が15日午後、キャンプ地の宮崎入りした。
宮崎空港でのセレモニーで花束を渡された大岩剛監督(45)は「鹿島アントラーズは昨年、大変悔しい思いをした。その悔しさを晴らすために、4冠(リーグ、天皇杯、ルヴァン杯、ACL)すべて穫るという意気込みで宮崎にやって来た」と引き締まった表情で話した。
鹿島は昨季、5月31日に石井正忠監督(現J2大宮監督)から指揮官のバトンを引き継いだ大岩監督が、チームを立て直し、長くに渡り首位を走った。だが終盤戦にまさかの失速で、勝てば連覇だった磐田との最終節でも勝てず、勝ち点で並ばれた川崎Fに得失点差で上回れて連覇を逃した。常勝軍団復活が期待される今季は、鹿島イズムを体現できる存在として、ドイツ2部のウニオン・ベルリンから内田篤人(29)が8シーズンぶりに復帰。その内田も元気な表情で宮崎入りした。
9日に地元・鹿嶋市で始動したチームは、10日に新体制発表。ドイツ2部ウニオン・ベルリンから加入し内田は「J2、J3だろうが草サッカーだろうが、みんなチャンス。最後にハリルからメンバーに選ばれるかもしれない気持ちは日本国民全員が持っていてもいいし、俺が持っていてもいいでしょ!」と自身3度目のW杯出場へ意欲を示した。同じくW杯を目指すFW金崎も心機一転、10番を背負うことも決まり、チームメートとともに引き締まった表情で宮崎入りした。
鹿島がキャンプ地入り 8シーズンぶり復帰の内田は自身3度目のW杯出場に意欲