日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年8月18日日曜日

◆2019明治安田生命J1リーグ 第23節(オフィシャル)



相馬勇紀 Yuki.Soma


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2019年08月17日(土) 19:03キックオフ 昭和電工ドーム大分
【入場者数】28,574人 【天候】晴、無風、 気温28.7度、 湿度66.0% 【ピッチ】良芝、乾燥
【主審】山本 雄大 【副審】山内 宏志 【副審】熊谷 幸剛 【第4の審判員】和角 敏之


明治安田J1 第23節

相馬の加入後初ゴールが値千金の決勝弾!これで公式戦3連勝!

アントラーズは明治安田J1第23節で大分トリニータと対戦した。互いに攻め手を見つけられず、こう着状態が長く続いたが、71分に均衡が破れる。右サイドでボールを受けた途中出場の相馬がドリブルからカットインしてシュートを放つと、これが見事ゴールネットに突き刺さった。このまま、相馬の加入後初ゴールを最後まで守り切り、アウェイで1-0と勝利を収めた。

▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼



水曜日、天皇杯3回戦で栃木SCと対戦したアントラーズ。前半37分に小田のゴールで先制に成功すると、前半アディショナルタイムには伊藤翔が見事なダイレクトボレーを決めて、追加点を奪った。56分にはレアンドロがPKを決めて、リードを3点に広げ、88分には有馬がドリブルで相手守備陣を翻弄し、プロ入り初ゴールを記録。4-0と快勝を収めて、天皇杯ラウンド16進出を決めた。



試合翌日、チームは休む間もなく再び練習を再開。中2日とタイトな日程で迎える大分戦に向けて準備を進めた。



大分には今季リーグ開幕戦で痛恨の敗戦を喫している。シーズンダブルは決して許されない。最終ラインを統率する犬飼は、「開幕戦でやられてしまったところを再びやられないことが大切。大分は特殊な特長のあるチーム。そこに対する準備は出来ているので、しっかりと対応していきたい」と語った。絶対にリベンジを果たすと決意を固め、大分へ乗り込んだ。



迎えた試合当日。キックオフの約2時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは、天皇杯3回戦につづいて曽ケ端準がゴールマウスを守る。フィールドプレイヤーは、リーグ戦第22節・横浜FM戦と同じ10人。最終ラインは、右から小泉、ブエノ、犬飼、小池。ボランチはリーグ戦5試合連続で三竿と名古がコンビを組む。サイドハーフは、右にセルジーニョが入り、左は白崎。前線は、土居と伊藤が務めた。ベンチには、川俣、チョンスンヒョン、伊東、レオシルバ、永木、上田、相馬が座る。伊東は今季初のリーグ戦ベンチ入りとなった。



猛暑に見舞われた大分に、背番号12が続々と足を運んだ。ビジタースタンドがアントラーズレッドの情熱で埋め尽くされる。ウォーミングアップに向かう選手たちには、大きなチームコールが降り注がれた。戦いの準備は整った。

そして、19時3分。風が通らず、非常に蒸し暑い昭和電工ドーム大分にて、戦いの火蓋が切って落とされた。



開始早々、アントラーズはピンチを迎える。4分、左サイドバックの裏をティティパンに使われ、ゴール前にクロスを入れられた。これは精度の高い決定的なクロスとなったが、ニアサイドに飛び込んだオナイウ阿道にはブエノが、ファーサイドの小塚和季には小泉が対応し、シュートを打たせなかった。

前半10分を経過したあたりから、試合はこう着状態に陥る。互いに相手の様子を伺いながら、最終ラインでボールを回し、リスクを回避した裏へのロングボールでチャンスを狙う展開となった。











大分を攻めあぐねるアントラーズ。それでも、25分にチャンスをつくる。ピッチ中央から名古が縦パスを送ると、伊藤がワンタッチで後方へ落として、セルジーニョがシュート。良い形の攻撃をみせたが、シュートは相手DFに当たり、得点には至らなかった。











36分にも、再びアントラーズのチャンス。中盤の混戦からこぼれたボールを拾った伊藤が、ペナルティエリア右手前から振り向きざまに鋭いシュートを放つ。しかし、これはサイドネットの外側を揺らした。
その後は、両チームともリスクを極力回避し、最終ラインでボールを回す展開が続く。















そして、前半はこのまま0-0で終了。大分のシュートはゼロに抑えたものの、アントラーズのシュート数もわずか2本と、前半は互いに攻め手を欠く展開となった。





後半に入っても、こう着状態が続く。



スコアレスで迎えた、59分。均衡を打開すべく、指揮官が動いた。伊藤に代えて相馬をピッチへ送る。相馬は右サイドハーフに入り、セルジーニョが前線へポジションを移した。

66分には、2人目の選手交代。名古との交代でレオシルバを投入した。



すると、指揮官の采配がズバリ的中する。71分、右サイドで小池からサイドチェンジのパスを受けた相馬が、ドリブルで中央へカットインし、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。相馬の左足から放たれたシュートは、鋭い軌道でゴール左隅に突き刺さった。1-0。相馬はこれがアントラーズ加入後初ゴール、初めてアントラーズレッドに染まったビジタースタンドを沸騰させた。











ようやく均衡を破ったアントラーズは、得点後も攻撃の手を緩めず、積極的にプレーする。特に先制点を決めた相馬は、右サイドから何度もドリブル突破を試み、前線を活性化した。



76分には、左サイドからのコーナーキックを獲得。キッカーの小池から放たれたボールを犬飼がニアサイドでそらし、ゴール前でブエノがシュートを放つ。これは、枠を捉えた良いコースに飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれ、追加点には至らなかった。



過酷な蒸し暑さの中、試合は残り時間10分を切った。1点を追う大分は、3バックから4バックに変更し、攻勢を強めてくる。アントラーズはチーム一丸となって中央の守備を固めた。





87分、最後の選手交代を行う。白崎との交代で永木を投入。永木はそのまま白崎が務めていた左サイドハーフのポジションに入った。



体力的にも厳しくなる試合終盤。アントラーズは大分の猛攻に晒された。だが、センターバックの犬飼、ブエノが、安定感抜群のプレーで、大分の攻撃を次々と跳ね返していく。ビジタースタンドから送られる歓声を力に変えて。勝利のためだけに、選手全員が最後まで集中力を切らさなかった。

そして、ついに試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。1-0。苦しみながらも勝ち点3を掴んだ。



これで公式戦3連勝。厳しい日程のなか、チーム一丸となった総力戦で乗り越えた。次は、ホームへと帰還する。中5日で明治安田J1第24節・G大阪戦だ。新戦力の躍動、若手選手の台頭、怪我人の復帰、とチームはポジティブなニュースで溢れている。この勢いを途切れさせないよう、来週の金曜日は、必ずカシマスタジアムで勝利を掴もう。





【この試合のトピックス】
・相馬が加入後初ゴール
・伊東が今季初のリーグ戦ベンチ入り



監督コメント[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・パスコースを消して、相手の自由を奪おう。
・決して焦らずボールをつなぐこと。
・相手の背後やギャップを狙い続けること。シュートを増やすぞ!

大分トリニータ:片野坂 知宏
・立ち上がり、しっかりとつながること。
・守備はバランスとリスク管理。
・攻撃は、慌てずに、最後までやりきること。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
いろいろな条件があったなかで、非常に良い90分、戦う姿勢を見せることが出来た90分だったと感じている。選手のタフさであったり、戦術的な要素もきっちりやってくれたし、たくさん来てくれるサポーターの皆さんの前での姿勢が見せられたと思う。今日の90分を非常に評価している。

Q. 点を取るために、ハーフタイムで指示したことは?

A. まずは自分たちがボールをもっているときに焦れないこと。あとは、狙うべきところに受け手と出し手がタイミングをあわせること。進入していく立ち位置も指摘した。交代選手も含めて、非常によくやってくれたと思う。

Q. 相馬選手を投入したが、相馬選手に対する指示や期待したことは?

A. 彼の特長であるスピード、パンチのあるシュートを見せてほしいということ。ポジショニングや最初の立ち位置を指示した。しっかりと相手をおびき出しておいてからの進入を期待して送り出した。

大分トリニータ:片野坂 知宏
夏休みのお盆休み、昭和電工ドームで今後ラグビーのW杯があり、しばらく使えないなかで、たくさんの方にお越しいただいて、非常に感謝している。前節の神戸戦に続き、今日は2万8千人の方に入っていただき、アントラーズさんの方からもたくさんのサポーターの方がお越しいただいて、素晴らしい雰囲気のなかで試合を行えたことがすごく力になったし、勇気を与えてくれたと思う。試合の方は残念ながら敗戦してしまって、一緒に喜び合うことができなくて、非常に悔しい。アントラーズには、アウェイの戦い方をしたたかにやられたと思う。ただ、選手たちも準備してきたことを切らさずやってくれた。残念な結果で、自分たちの足りなさがあった。この悔しさを次のゲームでも晴らせるように、自分たちのこのサッカーを評価してもらえるように、チャレンジと勇気をもって、選手と一緒に残りのゲームもいい準備してやっていこうと思う。


選手コメント[試合後]

【相馬 勇紀】
ゴールのシーンは裕太が自分の特長を分かってくれていて、良いところにパスをくれたし、シュートの場面でも左足を思い切りよく振り抜けたことが良かったと思う。上手く相手の逆をとることが出来た。ゴールを取れたことは嬉しかった。自分のゴールも良かったけど、チーム全体で最後の苦しい時間帯を守りきれたことが一番良かったと思う。

【名古 新太郎】
ボールを握られる時間が多くなるのは分かっていた。そこで焦れずに、コンパクトに守備ができたことは、良かったと思う。試合前から選手同士でしっかりコミュニケーションが取れていたし、試合中も常に顔を合わせて話しながらやることが出来た。

【白崎 凌兵】
大分の試合を見ていて、前からプレスをかけに来るチームに対して、上手くプレスをはがしているシーンが多かった。なので最初はプレスをかけに行って、それで相手にはがされてしまうようであれば、我慢していこうと健斗とも話していた。相手のやりたいようにやられなかったし、相手はボールを回していたが、自分たちからしたら怖さはなかった。今日の試合に関しては、特にやりづらさは感じなかった。

【犬飼 智也】
みんなが焦れることなく、我慢ができた結果だと思う。相手にボールを持たれているというよりかは、持たせているという感覚でやれていた。ピッチの中でも声を出してやれていたし、プレスに行くところもしっかり行けていた。今日の試合は、守り方に関しては良かったと思う。

【小池 裕太】
何回かあの位置で相馬がフリーになっている場面があったので、自分が受けたときに相馬の位置をみるということは意識していた。ゴールのシーンは、相馬がフリーだったので、しっかりあの位置に合わせてボールを蹴るだけだった。

【ブエノ】
大分はボールを回していたが、自分たちもうまく守ってカウンターを狙うことが出来た。ボールを回されていたときは、しっかりスライドをして守備することを意識していた。そこは、わんや健斗などとしっかりコミュニケーションを取りながら出来た。途中から出た相馬が点を取って勝つことが出来て良かった。

【三竿 健斗】
大分は、前線からプレスをかけてこられた方がやりやすいのかなという印象があった。なので、自分たちは距離感を近くして、ラインを高く保ち続けるようにと意識していた。それを長い時間続けることが出来た。相手も、前半は縦パスを全く入れてこなかったので、あまり怖くなかった。焦ってボールを取りに行かないようにということだけ気を付けてやっていた。




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