[送料無料] 鹿島アントラーズシーズンレビュー2016 THE DOUBLE [...
残り2試合となっている明治安田生命J1リーグ。優勝争いはついに上位3クラブまでに絞り込まれた。また、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いについても、4クラブの戦いとなっている。
鹿島に優勝消滅の可能性
第31節終了時点で優勝の可能性を残すのは、首位・FC東京(勝ち点62・得失点差20)、2位・横浜F・マリノス(同61・23)、3位・鹿島アントラーズ(同59・25)のほかに、4位・川崎フロンターレ(同57・25※1試合多く消化)まで。FC東京と横浜FMが直接対決を残しているため、5位・セレッソ大阪(同53・12)の優勝は消滅している。ACL出場権に関しては、そのC大阪と6位・サンフレッチェ広島(同51・16)までが望みをつなぐ。
第31節では、鹿島が川崎Fに敗れたことでFC東京が首位に返り咲き。とはいえ、前述の通りFC東京は最終節で横浜FMとの直接対決を控えているため、現状での勝ち点差1に甘んじることはできない。
そして、鹿島は得失点差でもリーグトップかつ、FC東京との勝ち点差が「3」、横浜FMとの勝ち点差が「2」と数字上では決して絶望的な差ではない。しかし、実際には最終節に横浜FMvsFC東京の直接対決が行われるため、第32節次第で優勝レースから脱落する窮地に追い込まれている。
首位:横浜FM[勝ち点64・得失点差24]
■残り2試合の日程
33節:vs 川崎F(等々力)
34節:vs FC東京(日産ス)
横浜FMが第33節で優勝を決めるためには、まずは勝利が必須。そのうえでFC東京が敗北した場合のみ優勝が決定する。なお、横浜FMとFC東京がともに勝利したとしても、最終節の直接対決で引き分け以上で優勝というアドバンテージを手にすることができる。今節の優勝条件は以下の通り。
・勝利 → FC東京が敗北で優勝
・引き分け以下 → 最終節持ち越し
2位:FC東京[勝ち点63・得失点差20]
■残り2試合の日程
33節:vs 浦和(味スタ)
34節:vs 横浜FM(日産ス)
FC東京が今節中に優勝を決めるパターンはない。反対に、もし敗北した場合に横浜FMが勝利していれば、その時点で横浜FMの優勝が決定する。引き分けであれば少なくとも優勝の可能性がつながるが、勝ち点差が「3」に開けば最終節に勝利したうえで得失点差の勝負になるため、是が非でもここでの勝利が欲しいところ。FC東京が最終節に望みをつなぐ条件は以下の通り。
・引き分け以上 → 最終節持ち越し
・敗北 → 横浜FMが引き分け以下で最終節持ち越し
3位:鹿島[勝ち点60・得失点差25]
■残り2試合の日程
33節:vs 神戸(カシマ)
34節:vs 名古屋(豊田ス)
後がなくなっている鹿島と横浜FMの勝ち点差は現状で「4」。しかし、最終節に横浜FMvsFC東京が残されているため、今節でFC東京と横浜FMのどちらかが勝利した場合には、ヴィッセル神戸戦の結果に関係なく鹿島の優勝が消滅する。さらに、引き分け以下だった場合でも望みは絶たれるため、ごく小さな可能性をつかまなければならない。最終節に望みをつなぐ条件は以下の通り。
・勝利 → 横浜FMとFC東京がともに引き分け以下で最終節持ち越し
・引き分け以下 → 優勝消滅
4位:川崎F[勝ち点57・得失点差25]
■残り2試合の日程
33節:vs 横浜FM(等々力)
34節:vs 札幌(札幌ド)
ACL出場圏浮上を目指す川崎Fは、勝利した場合には他クラブの結果に関係なく最終節に望みを残す。さらに、敗北した場合でも、最終節に決定を持ち越せるパターンがある。ACL圏浮上の可能性を残すための条件は以下の通り。
・勝利 → 最終節持ち越し
・引き分け → 鹿島が引き分け以下で最終節持ち越し
・敗北 → 鹿島が敗北で最終節持ち越し