日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年6月26日金曜日

◆【鹿島】好調ルーキー荒木遼太郎の決意「まず1点」。久保建英や高卒1年目組の存在は…(サカノワ)






サッカー1対1に勝つ! [ 夏嶋隆 ]


チーム内の松村優太、染野唯月、さらにC大阪の西川潤、浦和の武田英寿には「絶対に負けたくない」。


 J1リーグ鹿島アントラーズの高卒ルーキー荒木遼太郎が6月25日、オンラインによる取材に応じて、現在のコンディションとともに7月4日のリーグ再開に向けての抱負を語った。

 先日のFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチでは、荒木の突破が起点となり、そこから土居聖真に展開。土居のクロス性のシュートがオウンゴールを生んだ。さらに、前週のアルビレックス新潟との練習試合でもゴールを決めるなど、得点が欠乏するチームの中で、攻撃面のインパクトを残してきた。

 荒木は「もっと良いコンディションでできるように心掛けています。(チームとして)ボールの動かし方を徹底的にやっているところがあるので、再開したあとはパスを回していけるサッカーができると思っています。相手の間(スペース)でボールを受けるプレーは得意としている一つ。そこからゴールに結びつける仕掛けを、練習試合でも出していきたいです」と、意欲を示す。

 東福岡高卒のドリブラーである荒木だが、チーム内の松村優太(←静岡学園高)、染野唯月(←尚志高)と同じ高卒1年目の選手たちとはポジション的にもライバルになる。その争いについて、「同期の松村、唯月にはまず負けたくない。他チームでも、西川(潤=セレッソ大阪)や武田(英寿=浦和レッズ)と同じ世代の選手には、絶対に負けたくない気持ちがあります」と闘争心を燃やす。一方、同学年であるレアル・マドリードからRCDマジョルカにレンタル移籍中の久保建英については、「自分と久保選手の現状では、今、遠い位置にいます。ただ必ずその立ち位置に向かっていきたい。久保選手の情報はチェックしているので、そこまで行けるように頑張っていきたいです」と話した。

 これまでプレシーズンマッチやトレーニングマッチで、鹿島の希望の星と言える活躍を見せてきた。それだけに、7月4日の川崎フロンターレとのリーグ再開戦では「ゴール」が期待される。

「公式戦でのゴールはまだゼロ。チームとしてもです。ゴールを決めて、結果を出していきたいです」

 荒木の初ゴールが飛び出すか? 鹿島の突破口を切り開くのは、この肝の据わった18歳のアタッカーかもしれない。


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